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2012/10/04 09:18

コラム

[週刊BCN 2012年10月01日付 Vol.1450 掲載]

<BOOK REVIEW>『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』

 日本海と東シナ海にある無人島の領有権を巡って、日本と韓国、日本と中国の間に軋轢が生じている。とくに9月中旬、中国で広範に繰り広げられた暴力的な反日デモには、戸惑いや嫌悪感を抱いた日本人が多かったのではないか。こんなタイミングで上梓されたのが、台湾出身の評論家のこの本である。

 著者は、国家の成り立ちから民族の思考法を解きほぐしていく。例えば、中国と韓国の歴史上のポジション。韓国は中国の属国「小中華」としての位置を強いられてきた。そのことが、韓国人に「ハン(恨)」の感情を植えつけてきたと著者はいう。何でも人のせいにしたがるというわけだ。「『中国のせいだ』と言っても、相手にしてくれないだけでなく、逆に一喝されるのが怖いので、日本のせいにする。そうすれば、すぐに反省してくれるので、気持ちが収まる」。

 著者は、中国のご都合主義を批判する。「中国人の、この『自分こそ無謬、自分に同調しないものは、すべて誤りだ』という考えこそ、中華思想そのものだ」と。前国家主席の江沢民は訪日した際に、「過去を話し合わない限り、未来を話し合わない」と断言し、日中の会談は大もめした。だが、江沢民はその後のベトナム訪問で「ベトナム懲罰戦争に対する謝罪」を求められて、「過去はどうでもいい。前向きにともに未来を語ろう」と言い放っている。

 大変なことではあるが、私たち日本人は、隣国の人たちの性格を理解し頭に入れたうえで、良好な関係を築いていかなければならない。(仁多)

『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』
黄 文雄 著 徳間書店 刊(1000円+税)


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