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2012/11/15 09:15

コラム

[週刊BCN 2012年11月12日付 Vol.1456 掲載]

<BOOK REVIEW>『アップル、グーグル、マイクロソフト 仁義なきIT興亡史』

 スマートデバイスのアップル、検索エンジンのグーグル、基本ソフトウェアのマイクロソフト。企業としての根本がまったく異なる3社は、自らの領域を支配しようと、長くて厳しい戦いに明け暮れてきた。

 1998年当時、マイクロソフトの株価は急上昇中だった。時価総額は約2500億ドルに達しており、ビル・ゲイツは43歳にして世界一の大富豪になった。Windowsの年間販売本数は1億本に達し、世界のパソコンの95%がこのOSで稼働していた。その前年、マイクロソフトは新たな検索エンジン「MSN.com」を発表した。この絶頂期にゲイツがライバルと目したのは、サン・マイクロシステムズやオラクル、ネットスケープなどの既存勢力ではなく、「私が恐れているのは、ガレージでまったく新しい何かを生み出そうとしている起業家だ」と明かした。

 その予感が現実になったのが、グーグルの台頭である。マイクロソフトは決して手を拱いていたわけではないが、グーグルは瞬く間に成長し、もはや買収がかなわないほどの巨大企業になっていた。

 デルコンピューターのマイケル・デルに「私だったら、さっさと会社をたたむ」とけなされたアップルのスティーブ・ジョブズは、iPodという新兵器をひっさげて見事に復活を遂げた。本書には、ジョブズが気心の知れたゲイツに出資を仰いだ経緯などが記述されている。

 世界を動かす巨大ITベンダーたちの来し方行く末を知るための教科書として、一読をお勧めする。(仁多)

『アップル、グーグル、マイクロソフト 仁義なきIT興亡史』
チャールズ・アーサー 著 林 れい 訳
成甲書房 刊(1800円+税)

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