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2012/01/12 09:15

コラム

[週刊BCN 2012年01月09日付 Vol.1414 掲載]

<いまさら聞けないキーワード>EMS(エネルギーマネジメントシステム)

〈一般的な解釈は…〉家庭やビルで、エネルギー使用の最適化を図るシステム。

 「EMS」は、英語の「Energy Management System (エネルギーマネジメントシステム)」のイニシャルをとったものである。EMSは、ICT(情報通信技術)を用いて、家庭やビル、工場などのエネルギー使用を管理しながら最適化するコンピュータシステムを指している。

 ただし、EMSという用語は、エネルギー管理システムがサービス型で提供される場合は、「エネルギーマネジメントサービス」の略として使われることもある。

 EMSのシステムは、監視サーバーとネットワークを中心に構成されている。システムは、照明や空調などのエネルギー設備を自動的に監視・制御し、建物内のエネルギー使用状況を一元的に把握。需要予測に基づいて設備機器の制御を行い、エネルギー使用量の最小化を図る。ICTを生かして、エネルギー消費を削減することができるという仕組みだ。

 EMSには、大きく分けて家庭内で使われる「HEMS(H=ホーム)」と、オフィスビルなどを対象とする「BEMS(B=ビルディング)」の二つがある。HEMSとBEMSは、基本的な仕組みは同じだが、それぞれの対象エリアの規模によって、性能や機能に違いがある。例えば、大規模な環境で使うBEMSには、遠隔監視の機能を備え、本社から工場や支店のエネルギー管理ができる製品も用意されている。

 HEMS/BEMSは、エコロジー活動の一環として、従来から実証実験が行われてきた。さらに、原発の停止や定期点検によって引き起こされる電力供給不足がきっかけとなって、節電対策として、注目を集めている。また、HEMS/BEMSは、エネルギーの“賢い”使用を目指している「スマートシティ」において、「スマートホーム」や「スマートビル」を実現するための基盤システムの一つでもある。

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