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2012/04/12 09:13

コラム

[週刊BCN 2012年04月09日付 Vol.1427 掲載]

<いまさら聞けないキーワード>PUE(ピーユーイー)

〈一般的な解釈は…〉データセンター内のエネルギー効率を表す指標。PUE値が1.0に近ければ近いほど電力使用の効率がよい。

 データセンター(DC)関連用語の「PUE」とは、英語の「Power Usage Effectiveness(電力使用効率)」の頭文字をとったものである。PUEは、DC内の設備が使用するエネルギーの効率を表す指標だ。理論上、PUE値が1.0に近くなればなるほど、電力使用の効率がよい。大手ITベンダーが加盟し、DCの省電力化を推進する米国の業界団体「The Green Grid」が、グローバルでPUEをDCのエネルギー効率を表すスタンダードとして推奨している。

 PUEを測定する算式は、「DC全体の消費電力÷IT機器の消費電力」となる。DC全体の消費電力とは、サーバーやストレージなどのIT機器に加え、空調システムやUPS(無停電装置)、照明などによるエネルギー使用量の合算値だ。例えば、あるDCでIT機器が使う電力が100で、空調などその他の設備が使う電力が80であるとする。この場合、方式は「180(IT機器100+その他80)÷100(IT機器)」となり、PUE値は1.8となる。

 PUEの計算方式を使えば、IT機器以外の設備による消費電力が少なければ少ないほど、PUE値が1.0に近くなる。すなわち、空調や照明などによる電力消費量をなるべく低い数値に抑えれば、DC内のエネルギー効率が高くなるというわけだ。とはいえ、IT機器以外の設備が使うエネルギーをゼロに抑えることは不可能なので、PUE値が1.0になることはあり得ない。日本でのPUEの標準値は2.0前後といわれている。

 技術の進化によってIT機器の消費電力が下がれば、DC全体として使用するエネルギー量は少なくなるものの、計算方式上はPUE値が上がってしまう。その問題がPUE方式の欠陥ともいえる。

 ちなみに、IT機器の電力使用効率を表す指標として、「ITEE」がある。

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