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2012/07/10 10:11

コラム

名刺管理を起点に売上拡大

 世のビジネスパーソンを悩ませてきた名刺管理。これまで、多くのITベンダーが名刺管理ソリューションの開発・販売を手がけてきました。そんなメジャーな市場に、ITベンチャー企業の参入が相次いでいます。例えば「Link Knowledge」の三三や「メイシー」のもぐら、「LISTER」のソーシャルグループウェアなどなど。

 三三の調査によれば、法人営業に携わるビジネスパーソンのうち、実に67.2%が名刺管理に課題を感じています。また、名刺情報を社内での共有については、情報を流す相手を制限するという条件をつければ抵抗はあまりないのですが、一方で、「名刺を保有するのは企業ではなく個人」という考えが根強く存在することもわかっています。

 ITベンチャーは、膨大に広がるこの未開拓市場に攻勢をかけています。三三の場合、「名刺をデータ化、共有、活用することで営業活動を活性化し、企業の収益を最大化する」ことを謳っており、「Link Knowledge」は単に名刺を管理するソリューションではありません。名刺をスキャナで読み込んでクラウド上で一元管理して、ユーザーは用途に応じて情報を引き出し、案件の掘り起こしや営業力の強化に役立てることができます。

 三三のような名刺管理を起点にしたサービスは、大手ITベンダーからも登場しています。富士ゼロックスが提供するクラウドベースの情報共有サービス「SkyDesk」がそれです。

 「SkyDesk」には、名刺管理やE-mail統合管理、CRM(顧客管理)、チャット、スケジュール管理、連絡先管理など、10を超えるアプリケーションがあらかじめ用意されており、ユーザーは登録だけですべてのアプリケーションを使用できます。サービス間の連携が充実しており、例えば、名刺管理で取り込んだ情報を連絡先管理にエクスポートすることで、メールの連絡先として利用できます。加えて、CRMの連絡先やリードにエクスポートすれば、問い合わせや商談の情報をCRM上で管理できます。

 市場が広大なだけに、数多のサービスが乱立する構図は今後も変わらないと思います。なかでも、名刺管理を売り上げの増大に結びつけるシナリオを用意する三三や富士ゼロックスのサービスが飛躍する可能性は高いと感じています。(信澤健太)

【記事はこちら】
<ITベンチャー新時代の鼓動>第7回 ニッチではない市場を攻略 名刺管理の需要を掘り起こす
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.7.10」より

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