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2012/08/23 10:37

コラム

ピリピリムード

 中国の情報サービス業の2012年上半期(1~6月期)の売上高が、前年同期比26.2%増の1兆988億元(約14兆2800億円)に達したようです。

 政府機関の中国工業和信息化部が集計しているデータですが、実際のところ「少し数字が大きすぎる」というのが日本のSIer幹部の一致した見方です。NTTデータは、複数の調査会社の数字と照らし合わせて、同業者間取引などを除いた“真水”ベースでは半分程度の年間13兆円規模だと分析しています。

 役所の発表は往々にして大きめになりがちです。経済産業省の統計をもとに情報サービス産業協会(JISA)がまとめた国内情報サービス業の直近の市場規模も、NTTデータなどが“真水”ベースだとみる10兆円規模よりも大きい18兆8000億円。この点では、中国をとやかくいえません。

 中国は社会・経済の近代化を急ピッチで進めていることから、情報サービス市場が早い段階で20兆円規模に到達するであろうことはほぼ確実視されています。グローバル化を進める日本の情報サービス業にとっては、極めて重要な市場です。

 ところが先週末、残念なことに、もはや恒例行事となりつつある反日デモが中国各地で起こりました。今週、日系SIerの現地法人はピリピリムードで仕事をしています。

 日中双方のビジネスマンの本音は、「面倒なことは起こしたくない」。にもかかわらず、方々の都市でデモが起こってしまう……。双方が折り合いをつける場所を見つけて、大人の対応をしていくことがグローバルビジネスではとても重要です。(安藤章司)

【中国工業和信息化部の記事はこちら】
中国の情報サービス市場、2012年1~6月期は前年同期比26.2%増、輸出の伸び鈍化
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.8.23」より

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