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2012/10/04 11:56

コラム

やはりコスト削減?

 ユーザーのIT支出を語るとき、それが「コスト削減」を目的としたものなのか、「戦略的投資」なのかという視点は重要です。

 ITベンダーからみれば、最新技術を駆使し、「ぜひとも御社の売り上げや利益を増やす戦略的投資を」と提案したいところですが、国内の成熟市場にいるユーザーにはリスクを取りにくい事情もあるようです。

 キヤノンマーケティングジャパンが10月17日に開設する2300ラック相当の大型最新鋭データセンター「西東京データセンター」は、開業を前にして、すでに収容可能量を上回る3000ラック相当の引き合いが来ているとのこと。

旧世代のDCでシステムを運用しているユーザーは、新世代のDCへサーバーを移すだけで、仮想化や高集積化の恩恵によって、運用コストが2~3割下がるそうです。キヤノンMJは、こうした「引っ越し需要」をつかんだ格好です。

 しかし、日本の情報サービス市場全体で考えると、旧世代のDCの商売が厳しくなり、新世代へ移行するだけなので、市場のパイが増えたことにはなりません。

 このまま何も手を打たなければ、単純にユーザーが支払うIT費用の総量は減ってしまいます。やはり、「戦略的投資」を引き出す魅力ある新しいサービス開発が欠かせないといえそうです。(安藤章司)

【キヤノンMJの最新鋭西東京DCの記事はこちら】
キヤノンMJ、新DCを10月17日に全面開業、2010年代後半までに完売手応え
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.10.4」より

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