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2010/09/09 09:06

[週刊BCN 2010年09月06日付 Vol.1348 掲載]

店頭流通

エグゼモード スキャナ市場でシェアNo.1を目指す

 エグゼモード(藤岡淳一社長)は、今後、市場の拡大が予想されるスキャナに力を入れていく。スキャナ市場は、7月の「BCNランキング」の前年同月比で、販売台数で193.6%、販売金額で199.5%と、驚異的な伸びをみせている。エグゼモードは、他社にはない個性的な製品を低価格で投入することで、有力メーカーに挑む。

企業内個人ユーザーの獲得に力点

藤岡淳一
代表取締役社長
 紙の文書をデータ化するシートフィード型や、A3用紙に対応する大型のフラットベッド型、そして名刺やフィルムの専用機など、用途・機能別にスキャナを製品化しているエグゼモード。同社製品の税別平均価格は1万円程度(7月)で、市場全体の2万4000円程度の半分以下だ。

 同社スキャナのラインアップのなかで、人気を集めているのがフィルム専用スキャナ。フィルム専用機に限ったエグゼモードの7月の「BCNランキング」メーカー別販売シェアは、台数70.0%、金額57.3%でともに首位と、市場で存在感を示している。ユーザーは、過去に銀塩カメラで撮影したフィルム資産をもつ中高年齢層と、トイカメラのユーザーが中心だ。

 フィルム専用スキャナは、一度スキャンの作業を終えてしまうと、もう用済みになってしまうことが多い特性をもつ商品だ。そこで同社では、今後はデジタルフォトフレームとスキャナを組み合わせた「YASHICA DVF828」のような一台二役モデルや、複数のスキャナ機能をまとめた統合モデルの発売を検討している。

 販売台数・金額ともに対前年比2倍近くまで伸びているスキャナ市場の伸長の背景には、法人需要として、環境への配慮や、文書管理のしやすいペーパーレス化への流れがある。さらに、スキャンしたデータを閲覧する機器として、スマートフォンなどのモバイル端末の普及が後押ししている。藤岡社長は、フィルム専用以外のタイプを拡充することで「企業内個人を取り込みたい」と意気込む。

 エグゼモードは、スキャナ全体の7月「BCNランキング」メーカー別販売台数シェア11.4%では4位につけており、15.2%で3位のエプソンに迫っている。藤岡社長は、ペーパーレス化の動きを受けて、「企業内の部署や個人に一台というニーズが高まっている」と判断。さらなる市場の拡大に期待する。今秋、新製品の投入と取引先の販売店の数を増やすことで、2010年末までに「BCNランキング」のメーカー別販売台数シェアでNo.1を目指す。(井上真希子)

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