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2010/10/14 09:06

[週刊BCN 2010年10月11日付 Vol.1353 掲載]

店頭流通

ソフトバンクモバイル 海外向けパケット定額サービス データ通信量が増加

 ソフトバンクモバイル(孫正義社長)が、2010年7月21日に海外向けパケット定額サービス「海外パケットし放題」をスタートしてから約3か月が経った。携帯電話キャリアとして初めての試みだったこともあって、ユーザーからの評価は高い。しかし、初の試みだけに、課題も多い。「サービス自体の認知や使い勝手など、まだまだ取り組むべきことがある」と語るマーケティング統括 料金サービス統括部 国際サービス部 事業企画課の小林靖課長に、サービスの現状とこれからを聞いた。

設定方法の周知を図る

小林靖課長
 「海外パケットし放題」は、10年4月のユーザーからの海外向けパケット定額サービスを求めるTwitterのつぶやきに、孫社長が「検討しましょう」と返したことから始まった。以前から、「海外で携帯電話を利用したら、料金が高額になって驚いた」というユーザーの声もあって、検討を開始。5月にはサービス開始が決定した。

 スタートまでに一番苦労したのは、「できるだけ多くの海外の通信事業者に協力してもらうこと」(小林課長)だったという。調整を重ねた結果、31の国・地域を開始時にカバー。これは、追随するかたちで海外向けパケット定額サービスを始めたNTTドコモのスタート時の24の国・地域に比べても多い。小林課長は、「通信事業者の多さが差異化につながっている。さらに増やしていきたい」と語る。

 また、「ユーザーにとって価値のあるサービスにすることにも気を配った」(小林課長)という。検討からスタートまで3か月と短期ながら、徹底したマーケティングリサーチで、定額料金の期間などの詳細を決めていった。その結果、サービス開始前に比べ、ソフトバンクの携帯電話を海外で使った人のデータ通信量は格段に増えた。

 しかし、「海外パケットし放題」はユーザーが通信事業者を手動で設定する必要があり、「設定方法がわからない」という声が多い。同社は、設定方法について請求書の同封チラシやウェブサイトで告知するほか、パケット代無料で閲覧できるHPを用意。海外に到着したユーザーにHPにワンクリックでアクセスできるメールを送信するなどのサービスを提供している。また、「海外に持っていけるコンパクトなガイドブックを配布することも検討している」(小林課長)という。

 今後も、サービスと設定方法の周知を徹底するほか、設定の自動化も含め、使い勝手の改善を検討していく。(武井美野里)

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