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2010/12/09 20:41

店頭流通

ヤマダ電機、中国・瀋陽店オープン前日、一宮社長が「新しい方向性を示す」とアピール

【瀋陽発】12月9日、ヤマダ電機は中国・瀋陽の海外1号店「瀋陽店」オープンを翌日に控え、記者会見を開催した。一宮忠男社長兼COOは、「中国における家電量販専門店として、新しい方向性を示す」とアピールした。

 会見会場となった瀋陽店には、現地や日本の報道陣が数多く詰めかけた。一宮社長は、「瀋陽店のコンセプトは世界最先端、最新の家電製品・情報機器をいち早く提案し、提供していく」とし、「これまでの中国家電業界にはなかった新しいタイプの店舗を目指す」と抱負を語った。

一宮忠男社長兼COO

 瀋陽店は、地下1階・地上6階建ての7フロアで、店舗面積が約2万4000m2という大型店舗。同社の旗艦店「LABI1日本総本店池袋」とほぼ同じ規模だ。家電製品やデジタル機器だけでなく、化粧品やオモチャ、日用雑貨など、約150万点の商品を揃えている。

約150万点の商品を揃え、テレビやPCなどジャンルごとにコーナーを設置

 展示や販売は、メーカーごとにコーナーを設けて販売する中国方式ではなく、「あくまでも日本での販売スタイルを踏襲する」。テレビやPCなど、ジャンルごとにコーナーを設置し、店員が販売するスタイルを採る。これが中国で受け入れられれば、流通に変革が起きる可能性がある。しかも、「中国と日本は近い。壁があるとすれば言語だが、言語を超えた接客をすれば、誰でも喜んでくれる」と、価格ではなくサービスで勝負する考えを示している。これが、一宮社長のいう「新しいタイプの店舗」だ。

 同社が中国進出を決意したのは、約5年前。プロジェクトを立ち上げ、最適なマーケットを模索する過程で、「一時期は、上海や北京などに出店したほうが確実に成功すると考えていた」という。最終的に1号店を瀋陽にすることを決めたのは、「瀋陽で成功すれば、どこでも通用する」と判断したからだ。

12月10日にオープンするヤマダ電機瀋陽店

 一宮社長は、「瀋陽市の行政が最も熱心で、最も現実的だった」とも説明した。さらに、「中国の経済成長率は年10%超といわれているが、瀋陽はその1.5倍。瀋陽を選んで間違いない」と自信をみせる。

 また、「瀋陽の成功をもとに、ほかの地域にも積極的に出店する」と拡大戦略を説明。すでに来年6月頃には天津で出店することを予定しており、瀋陽と天津を含め、今後3年間で5店舗の出店を計画している。10日の瀋陽店オープン初日に、どれくらいの来店客を集めるのか、注目したい。(BCN・佐相彰彦)

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