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2015/11/19 09:05

[週刊BCN 2015年11月16日付 Vol.1604 掲載]

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<BCNアナリスト道越一郎の「家電なんでも分析」>億単位の画素数時代に何が起きるのか?

 5年に一度、キヤノンが開く技術や製品の総合展示会「Canon EXPO 2015 Tokyo」が11月4日、東京国際フォーラムで開かれた。高精細の画像や映像を使った臨場感が体験できる展示が目立った。デジカメ関連では、1億2000万画素のデジタル一眼レフカメラのコンセプトモデル「1.2億画素 EOS」が登場した。現行モデルで5060万画素CMOSセンサを搭載する「EOS 5Ds/5DsR」は一般向けのデジカメとしては最高の画素数だが、その倍を超える画素数だ。会場では、さらに上をゆく世界で最も高い2.5億画素のCMOSセンサ搭載カメラの試作機も展示した。

 現在のデジカメの画素数は、カメラ市場全体で平均1800万画素あまり。レンズ一体型のカメラでは1800万画素弱、レンズ交換型では2000万画素前後というのが平均の画素数だ。レンズ一体型では高画素数化の動きが加速し始めている一方、レンズ交換型では2000万画素を天井に横ばいの状態が続く。

2.5億画素のCMOSセンサ搭載カメラの試作機も出展

 しかし、キヤノンが進める1億、2億という「超高画素数」の世界は、映像や画像のあり方を根本的に変えていく力をもっている。「イメージングエアポート」は実際に空港の窓から飛行機を見ているような錯覚を覚えるが、実際は高精細に撮影された画像をプリントしたものが貼ってあるだけ。高精細は3Dを凌駕する存在感を実現する好例だ。さらなる高画素数化が進めば、望遠レンズはいらなくなるかもしれない。画像の一部を切り取っても十分な美しさを維持できるからだ。また監視カメラのように広い範囲をカバーしつつ何かあれば一点の詳細画像を求められる用途にも、超高画素数カメラは有効だろう。


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