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2015/12/03 09:05

[週刊BCN 2015年11月30日付 Vol.1606 掲載]

店頭流通

<BCNアナリスト道越一郎の「家電なんでも分析」>テレビの視聴時間は減るが全録レコーダーは4倍の伸び!

 テレビ離れが徐々に進んでいる。NHKが7月に発表した調査結果「日本人とテレビ 2015」によると、2010年から15年までの5年の間に、1日の視聴時間で「ほとんど、まったく見ない」と答えたのが4%から6%へと2ポイント拡大。30分から2時間の短時間視聴層も35%から38%へと3ポイントと拡大した。全体の44%、ほぼ半数が短時間しか見ないか、まったく見ないことになる。

 一方、BDレコーダーのうち、地デジチューナーを6基以上搭載し、キー局5局とNHK総合を合わせた六つのチャンネルを同時に録画できるいわゆる「全録」モデルの販売が前年比4倍弱の規模で伸びている。この5月、パナソニックが発売した全録モデルは8万円台と手頃な価格で好調。販売台数が拡大し市場が活性化した。10月に投入した新モデルも好調で10月時点の販売台数前年比は378.3%と、売り上げを4倍近く伸ばしている。全録モデルの平均単価も昨年10月の10万2100円から、今年10月は8万6400円まで下がり値頃感が強まった。10月時点での販売台数構成比は6.5%とまだまだ1割にも満たないが、ユーザー層は着実に広がってきた。

 テレビ離れが進むなか、こうした全録モデルが売れ始めている状況をどう捉えればいいのか。全録レコーダーのほとんどの用途は時間差視聴だと思われる。リアルタイムでの視聴スタイルは廃れ、見たい部分だけ見るという視聴スタイルに変わってきている。もはや地上波さえもYouTubeと同じように好きなときに好きな番組を選んで見る時代に突入しつつある。


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