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2015/03/19 09:03

[週刊BCN 2015年03月16日付 Vol.1571 掲載]

店頭流通

<地域No.1店舗の売れる秘訣 あの人気店はこうしてつくられた>ヨドバシカメラ マルチメディア梅田
――全国No.1店舗の呼び声 大阪駅前の活性化に寄与 (1/2)

 2001年11月22日のオープン以来、順調に来店者を集めているヨドバシカメラ マルチメディア梅田。顧客数や売り上げなど、家電量販店のなかで全国一との呼び声が高い。大阪にポイント還元を浸透させたことでも業界では有名な店舗だ。出店から10年以上が経過して大阪の地に根づいたマルチメディア梅田は、再開発が進むJR大阪駅前の活性化に、今も大いに寄与している。(取材・文/佐相彰彦)


ヨドバシカメラ マルチメディア梅田

櫛部克彦 店長
【店舗データ】
住所:大阪府大阪市北区大深町1-1
オープン日:2001年11月22日
売り場面積:約5万m2(ヨドバシ梅田の商業施設面積)
従業員数:約600人

【店長が語る人気の理由】
 新宿や上野など東京をはじめ、いくつかの地域を経験、本部で商品の仕入れにも携わった。3年ほど前にマルチメディア梅田の店長に就任。「JR大阪駅前の変貌を目の当たりにしてきた」と振り返る。だからこそ、「新しいお客様が『また来店したい』と思わせることに取り組む」。例を挙げれば、海外観光客への対応。春節の時期には訪日中国人向けコーナーを設置し、炊飯器など中国人の購入が多い商品を1か所に集めた。

 人材に関しては、「何でもできるスタッフは存在しない。チームワークをもって一人ひとりが持ち味を発揮すれば、お客様に満足していただける」。この接客が全国一の店舗といわれる所以だ。

再開発が進む大阪駅前に根づく 群を抜く圧倒的な存在感

 JR大阪駅北側の通称「うめきた」といわれる地域。現在、この地域では再開発が進んでいる。直近では、2013年4月に巨大複合施設のグランフロント大阪がオープン。商業施設をはじめ、オフィス、ホテル、住宅などが入る4棟の高層ビルで構成され、百貨店以外の駅周辺の商業施設として日本最大級の広さを誇っている。このグランフロント大阪によって、大阪市民をはじめ、国内外からの観光客が増加している。

 もともと、百貨店によるリニューアルなど駅前の進化は、以前から進んでいた。ジェイアール西日本伊勢丹は、再開発事業として大阪ステーションシティを2011年5月に開業。北側にある複合ビルのノースゲートビルディングにJR大阪三越伊勢丹を出店した。現在は改装工事中で、2015年春にリニューアルオープンする予定だ。

 大阪ターミナルビルは、アクティ大阪の愛称で知られていたビルの南側に地上15階建てのビルを増築、サウスゲートビルディングを2011年3月に開業。阪急百貨店うめだ本店も、さまざまな再開発計画や施設の老朽化が著しいことなどを受けて改装工事を行い、2012年11月21日にグランドオープンした。

 2010年以降、百貨店を中心に次々とリニューアルを遂げ、グランフロント大阪によって駅前が活性化したわけだが、街の活性化で先駆者といえるのはヨドバシカメラだ。2001年11月、複合商業施設として売り場面積5万m2級のヨドバシ梅田をオープン。その中に家電量販店のマルチメディア梅田を構えた。執行役員の櫛部克彦店長は、「平日と休日を問わず、さまざまな層のお客様がいらっしゃる傾向は、従来と変わらない」と、順調に顧客を確保していることをアピールする。

2013年4月にオープンしたグランフロント大阪

再開発によって大阪駅前は行き交う人々で賑わっている


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