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2015/03/26 09:03

[週刊BCN 2015年03月23日付 Vol.1572 掲載]

店頭流通

<地域No.1店舗の売れる秘訣 あの人気店はこうしてつくられた>コジマ×ビックカメラ所沢店
――リニューアルでファミリーが急増 デジカメと玩具で商圏を広げる (1/2)

 2014年11月29日、コジマNEW所沢店がコジマ×ビックカメラ所沢店に生まれ変わった。デジタルカメラなどデジタル機器の充実を図っただけでなく、幼児や小学生向け玩具の取り扱いを開始したことによって顧客層が広がり、とくに子ども連れのファミリーの来店が急増している。所沢市民の来店が多い店舗だったが、リニューアルによって、商圏が少なくても4~5kmは拡大した。これまでの地域に密着した店づくりを継続しながら、最新機種の充実によって来店者をわくわくさせる環境づくりにも力を入れている。(取材・文/佐相彰彦)


コジマ×ビックカメラ所沢店

鈴木健太郎 店長
【店舗データ】
住所:埼玉県所沢市牛沼2833-5
オープン日:2014年11月29日
売り場面積:約3000m2
従業員数:約35人

【店長が語る人気の理由】
 千葉・柏や埼玉・和光、宮城・仙台などで活躍し、昨年7月にコジマNEW所沢店の店長に就任した。経験した店舗について、「柏は競合店が多く価格要求が激しい。和光は常連のお客様が多く、仙台は高齢の方が多い」という。コジマ×ビックカメラ所沢店については、「これまで携わった店舗を足して割ったような店舗」と捉えている。

 競合は昨年秋にオープンしたヤマダ電機テックランド東所沢店だが、「競合を意識するよりも、むしろ所沢市で家電を購入できるということを、市内や近隣の市にお住いの方に訴えていきたい」との考えを示す。所沢市を全国屈指の「家電の街」にすることが将来の目標だ。

市民は都心で買い物する「地元で購入」の浸透へ

 34万人規模と、埼玉県屈指の人口をもつ所沢市。ベッドタウンとして幅広い層が住居を構えている。西武池袋線の急行を使って池袋駅まで20分程度と、鉄道による都心へのアクセスは抜群。駅からのバス路線も発達しているという点などで、都心で働く人が住む割合が高い。実際、働き盛りの世代が50%程度を占めている。

 西武池袋線や西武新宿線が通って所沢市で最も乗降客の多い所沢駅には、駅ナカ商業施設としてEmio所沢があることに加え、駅前に西武所沢店が店舗を構えている。しかし、埼玉県一の人口を誇るさいたま市にあるJR線の大宮駅や浦和駅などと比べれば、ベッドタウンのポジショニングから外れることなく、駅周辺は閑静だ。つまり、市民の多くは、鉄道を使って都心で買い物することを示している。デジタル機器や白物家電を購入するのも、本店をはじめとしてパソコン館やカメラ館、アウトレットなどを構えるビックカメラや、ヤマダ電機LABI1総本店池袋などがある池袋駅に出かける。また、新宿駅まで出向く人も少なくない。都心に近いだけに、最新機種が充実している駅前店舗に行くということだ。

 このような事情で、所沢市では常連客を確保しているものの顧客の数をなかなか増やすことができない家電量販店が多いというのが実際のところだ。事実、コジマNEW所沢店も、新規顧客の開拓に苦戦を強いられていた。「近所に住む高齢の方々を常連客として確保していた」と鈴木健太郎店長は打ち明ける。そこで、ビックカメラグループはリニューアルを決断。コジマNEW所沢店は、2014年11月29日にコジマ×ビックカメラ所沢店として生まれ変わったのだ。

所沢市牛沼周辺は住宅街となっている

コジマ×ビックカメラ所沢店の近くにある道路はバス通りでクルマの交通量が多い


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