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2008/08/11 11:00

[週刊BCN 2008年08月11日付 Vol.1247 掲載]

店頭流通

サンディスク、転身から1年、ポテンシャルが高い日本市場でトップを走る自信

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 「ポテンシャルがある」。そう判断し、マウス市場で高シェアを維持するロジクールの社長を退き、昨年夏にメモリカード大手、サンディスクの代表取締役就任を決意した。思い切った転身だ。

ポテンシャルを具現化する

――サンディスク 青柳マテウ 代表取締役

 ここ数年、サンディスクはワールドワイドで業績が右肩上がりで推移している。昨年度は、売上高が前年度比33%増となった。日本市場も伸びている。成長の原動力となったのは、「コア技術を生かしてビジネス領域を広げている」こと。メモリカードのポテンシャルとは何か。それは、パソコンで作成したテキストや図、デジタルカメラで撮影した画像などを保存しておくための用途だけでなく、「さまざまなデバイスに対応すること」。メモリカードを中心に、多くの端末がつながる。こうした世界が描けるという点でも、メモリカードのポテンシャルはまだまだあるということだ。

 そのひとつが携帯電話だ。カメラ搭載機種が当たり前になっているだけでなく、ワンセグ放送の視聴・録画などの用途も広がっている。デバイスの多機能化は、データ保存の必要性につながる。メモリカードメーカーにとっては、ビジネスチャンスが訪れているというわけだ。

 今後、メモリカードが広がる可能性を秘めている領域は何か。「ゲーム市場は、ポータブル端末の需要が増えている。メモリカードのニーズが出てくるのではないか」とみる。そこで、ゲーム関連製品との連携を模索。ほかにも、メモリカード活用の原点であるパソコンについて「ミニPC市場が立ち上がったことから再び活性化する」と断言。

 メモリカード用途の増加から、ビジネスに力を入れるメーカーも多く、価格競争が激しくなっているのも事実だ。しかし、「対応デバイスが増えれば増えるほど、ユーザーはデータ保存で信頼性のある製品をますます求めるようになる」。低価格製品よりも知名度の高い安心できるブランドの購入傾向が高まることを示唆する。

 競争激化の下でも、サンディスクは国内市場でトップシェアを獲得している。「コンテンツが充実していることからも、(サンディスクにとって)日本は非常に重要なマーケット」と捉えている。日本法人の代表取締役として、手腕をどう発揮していくのか。さらなる成長路線を敷くために、就任からこれまで「それぞれの分野にフォーカスできるようなフォーメーションを作ってきた」としている。代表取締役就任から丸1年を迎え、真価が問われることになる。「ローカルブランドが強いといわれる日本市場でトップを維持していく」と揺るぎない自信をみせている。(BCN・佐相彰彦)

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