[週刊BCN 2009年10月05日付 Vol.1303 掲載]

富士通 ドタバタのトップ交代劇
富士通が9月25日に発表した突然のトップ交代。病気療養でわずか1年3か月という短期間でトップを退くことになった野副州旦前社長に代わり、間塚道義代表取締役会長が社長を兼務することになった。同日開催した記者会見で間塚氏は、「しかるべきタイミングで新たな社長を選ぶことになるだろう」と“暫定社長”であることを匂わせた。
間塚新社長、“暫定”の色濃く
9月25日。この日は富士通の経営幹部にとってドタバタの日だったに違いない。なぜなら、今回のトップ交代話はこの日に持ち上がり、即日の決断・発表だったからだ。年商5兆円を超えた実績もあるグローバルカンパニーが、わずか1日でトップの交代を決めなければならない緊急事態だったのだ。経緯はこうだ。9月25日は9月度の富士通定例取締役会の開催日。その前に間塚氏と野副氏が面談し、「病気の治療に専念したいので社長を辞任したいという意向を聞いた」(間塚氏)。その時点では野副氏から間塚氏への社長就任の打診はなかったが、間塚氏が議長を務める取締役会で間塚氏の就任を決定。正午過ぎに報道発表、19時から本社で緊急記者会見、というてん末だ。9月の大型連休前、間塚氏は野副氏と中堅企業市場向け事業について議論したが、「その場では、今回の話はまったくなかった」という。...
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