[週刊BCN 2009年10月12日付 Vol.1304 掲載]

サイボウズ 単独での事業展開を方向転換
サイボウズの事業戦略が大きな曲がり角を迎えている。海外事業の失敗で2005年に米国現地法人を清算したほか、エンタープライズ市場では苦戦を強いられており、「単独での事業展開に限界を感じた」(青野慶久社長)として、マイクロソフトとグループウェア製品の開発・販売で業務提携することを決断した。「10年に1度あるかないかの大きなチャンス」をものにして、念願のエンタープライズ市場攻略の第一歩を踏み出せるかどうか。マイクロソフトのグローバルチャネルとプラットフォームを活用し、事業拡大を図りたい考えだ。
マイクロソフトの協力仰ぐ
サイボウズは提携の第一弾として、「Microsoft Office SharePoint Server」を開発プラットフォームとしたグループウェアの新製品をマイクロソフトの技術支援を受けて開発し、2010年上半期中の販売を目指す。販売目標として3年間で、国内の大企業を中心に100社への導入を掲げている。「これまで築いてきた販売パートナー網以外のところを開拓できるのがメリット。SharePoint上で動くグループウェアを作ったことで、マイクロソフトのパートナー企業網も活用していきたい」(青野社長)としている。協業の具体的な内容については今後、開発中の製品に関する情報を提供する「先行情報お届けサービス」を実施するほか、共同でニーズのヒアリングやマイクロソフトの大手町テクノロジーセンターでの顧客への共同提案などを推進していくという。...
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