[週刊BCN 2009年11月09日付 Vol.1308 掲載]

大手SIerの中間決算 NTTデータとNRI 規模のメリット生かす
NTTデータと野村総合研究所(NRI)の2009年度上期(4~9月期)業績は、猛烈な逆風を力業でかわしたという印象だ。両社ともに営業利益こそ減ったものの、連結売上高はNTTデータが前年同期比3.8%増、NRIが1.0%増と健闘。中堅・中小SIerが苦戦するなか、大手SIerは規模のメリットでマイナス要因を吸収した。NTTデータは大型のM&Aでトップラインを押し上げると同時に、海外開発体制の強化でコスト構造の見直しを急ピッチで進める。
リーマン・ショック前の受注残が途切れ始める今年度上期が正念場——。情報サービス業界には上期に本格的な“ショック”が襲来すると懸念されていた。中堅・中小SIerは減収減益が相次ぎ、大手SIerも「無傷では済まない」(SIer幹部)と囁かれていたが、NTTデータとNRIは“底力”を見せた。とくにNRIは、証券業界の“直下型地震”の直撃を受けたにもかかわらず、上期連結営業利益は前年同期比6.9%減に押さえ込んだ。
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