[週刊BCN 2010年02月01日付 Vol.1319 掲載]

XCPで実現 柔軟性あるクラウドの仕組み開発
OSSのクラウド基盤において、オープンで互換性のある世界を目指す取り組みが始まっている。OSS仮想化ソフト「Xen」のコミュニティで、仮想化ソフト、OS、各種管理ツール、APIなどを含め、フルスタックで提供する「Xen Cloud Platform(XCP)」の開発を進める「Xen Cloud Platformイニシアチブ」が立ちあがった。OSSでの相互運用が実現できれば、ユーザーはベンダーに縛られることなく自由にクラウド・サービスを利用することが可能になるという。VA Linux Systems Japanは富士通とともに日本からアドバイザリーボードに選出された。VA LinuxはXCPのストレージ部分を開発中だ。
ユーザーに利便性を提供
「Xen Cloud Platform」は、クラウド・プラットフォームと、企業のデータセンターやプライベートクラウドとの相互互換を可能にし、ベンダーに依存しないクラウドサービスを運用できる、OSSの仮想インフラ技術を提供するものだという。クラウド・サービスを始めるために必要な仮想化ソフト、LinuxOS、APIなどをフルスタックで公開するもので、極端にいえば、ハードウェアさえあれば、ダウンロードして、ビジネスとしてクラウド・サービスが始められるというもの。フルスタックをOSSで提供するのは初の試みとなる。一方、提供する機能の一つとして、VA Linuxではデータをクラウド側に保存しておくためのストレージソフトウェアを開発中で、XCPにOSSとして一部を出していくという。企業内部での「プライベート・クラウド」とAmazon EC2やRackspaceCloud Servers、GoGridなどといった外部クラウドプラットフォームの間での相互運用を可能にする技術により、企業のデータセンター内の既存アプリケーションに変更を加えることなくXenベースのクラウドプラットフォーム上で動作する。自社で採用している仮想化ソフトや特定のクラウドベンダーの技術上の制限や要件に縛られることなく、各アプリケーションをどこで動作させるかを選択できるという。...
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