[週刊BCN 2010年08月30日付 Vol.1347 掲載]

<インタビュー>丸紅(北京)のキーパーソンに現地の実情を聞く 中国企業の台頭著しく日本勢は苦戦
「メイド・イン・ジャパン」が世界を席巻していたのは1980年代まで。中国や韓国、台湾勢が台頭し、日本の製造業はグローバル展開で苦戦を強いられている。近年は、国内の生産拠点の海外移転やサプライチェーンの改革を加速化する動きが目立つ。
他国企業との競争が激化するなか、「メイド・イン・ジャパン」に対する信頼はいまだ根強いが、従来のような神通力はない。これは家電分野で顕著に現れている傾向だ。聯想集団(レノボ)やハイアールといった日本でも名の知られているメーカーだけでなく、まだ日本に進出していない企業も洗練されたデザインを打ち出し、現地で支持を集めている。
丸紅(北京)商業貿易有限公司の菅隆之・金融・物流・信息部長と丸紅インフォテックの天野貞夫社長は、中国・北京で週刊BCNの取材を受け、中国のデジタル家電市場を大いに語ったほか、丸紅グループの中国ビジネスの展望についても言及した。
日本勢は「危機感が足りない」
丸紅(北京)商業貿易有限公司の菅隆之・金融・物流・信息部長は、中国・北京に赴任したのが2010年4月で、滞在期間は5か月に満たないが、中国の家電市場をつぶさに観察してきた一人。日本企業が中国大陸を攻めあぐねている現状に危機感を抱く。...
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