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2011/09/22 09:04

[週刊BCN 2011年09月19日付 Vol.1399 掲載]

解説

TSOLのグローバル事業 中国Neusoftと組んで本格立ち上げ 「ギブ・アンド・テイク」で世界を目指す

 大手SIerの東芝ソリューション(TSOL、河井信三社長)のグローバル事業が具体化してきた。中国大手SIerの東軟集団(Neusoft)との関係強化やASEANやインド進出に向けた市場調査など、矢継ぎ早に行動を起こしている。河井社長は「近い将来、海外売上高比率を10%に引き上げたい」と、これまで蓄えていた力を一気に放つかのごとく海外ビジネス立ち上げへと舵を切る。NTTデータなど、ライバル大手SIerに比べて海外ビジネスで出遅れた感は否めないが、「アジア新興国を中心に、シェアを十分確保できる」(河井社長)と、キャッチアップに全力を注ぐ構えだ。

 TSOLが海外進出の第一歩を踏み出した先は、アジア最大の市場規模を誇る中国だ。今年7月、中国大手SIerの東軟集団(Neusoft、劉積仁・董事長兼CEO)との合弁会社をNeusoftの本社がある瀋陽に設立した。Neusoftとは海外オフショアソフト開発を中心に15年余りにわたって協業関係にある深い間柄だが、中国市場をターゲットとして本格的に協業するのは今回が初めて。

 Neusoftは日本の有力SIerやITベンダーと良好な関係にあり、TSOLとの合弁会社よりも一足早いタイミングでNECとの合弁会社を大連で立ち上げている。業界関係者のなかには、「NeusoftがNECと先に手を組んだのは、TSOLを提携交渉の場に引き出すための揺さぶりでは?」(日本の大手SIer幹部)との憶測が飛び交うほどだった。この点について、Neusoftの劉積仁・董事長兼CEOは、「TSOLのグローバル進出は(東芝本体の)佐々木(則夫)社長の強い意志と、(今年1月にTSOLトップに就いた)河井社長の強力なリーダーシップによるもの。当社は東芝グループをはじめ、NECや富士通、日立など有力ベンダーと幅広く良好で密接な関係にある」と、複数の日系トップベンダーとの関係強化を重視する同社のしたたかな戦略が見え隠れする。 ...

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