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2012/08/09 09:04

[週刊BCN 2012年08月06日付 Vol.1443 掲載]

解説

大手プロバイダ クラウド事業で存在感発揮 エコシステム形成に強い意欲

 大手インターネットサービスプロバイダ(ISP)のクラウドサービスが存在感を増している。ニフティのクラウドサービス関連事業の売り上げは年率2倍余りの勢いで伸びており、NECビッグローブのクラウドサービスのユーザー数も直近半年で2倍に伸びた。プロバイダはもともとデータセンター(DC)設備や認証、課金といった商用ネットサービスの基本的な仕組みをもっていることが有利に働く一方で、これまで彼らの主力だったインターネット接続サービスが伸び悩んでおり、次の収益の柱としてクラウドサービス事業へ突き進もうとしている切迫した事情も抱えている。(安藤章司)

 メーカー系プロバイダ大手のニフティが運営する「ニフティクラウド」のユーザー数はおよそ1200社、ライバルのNECビッグローブが運営する「BIGLOBEクラウドホスティング」は、この半年で2倍余りの600社を超えるまで拡大。プロバイダとして培ってきたDC設備や認証、課金といった基本インフラを応用し、パブリッククラウドサービスを手頃な価格帯で提供していることがユーザーに支持されている。ニフティは、本来はライバルであるソネットエンタテインメント(So-net)にも「ニフティクラウド」の一部をOEM提供している。

 プロバイダがこぞってクラウド事業に乗り出す背景には、これまで収益の柱だったインターネット接続事業が伸び悩んでいるという事情がある。国内市場の成熟とコンシューマの多くがスマートフォンに代表されるモバイル系スマートデバイスへと比重を移しつつあり、旧来の固定回線系の接続サービスは今後大きく伸びるとは考えにくい。ニフティの三竹兼司社長が「クラウドサービス事業を次の収益の柱の一つに育てる」と表明する背後には、後戻りできない切迫した事情があることがうかがい知れる。それだけに、主要プロバイダ各社はクラウド事業に並々ならぬ真剣さで取り組んでいるのだ。 ...

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