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2012/09/06 09:07

[週刊BCN 2012年09月03日付 Vol.1446 掲載]

解説

世界大手クラウドベンダーの間隙を突け 国内ホスティングやISP、じわりグローバル化

 サーバーホスティングベンダーやISP(インターネット接続プロバイダ)のグローバル進出が徐々に進んでいる。GMOクラウドは米サンノゼにあるデータセンター(DC)とのマルチロケーションサービスを始めたのに続き、マレーシアの「クアラルンプールDCの立ち上げにも本腰を入れる」(青山満社長)という。また、クララオンラインは中国・ASEAN地域で、インターネットやモバイル領域に特化したサービスの拡充に注力。ニフティは官民ファンドの産業革新機構との合弁会社を通じて、主にASEANでパブリッククラウドサービスの展開を進めている。
 パブリッククラウドの領域で先行するAmazon Web Services(AWS)との差を少しでも縮めなければならないという焦燥感や、既存ユーザーからのグローバル対応への強い要望が国内ベンダーを世界市場へと突き動かす。DCの立地(ロケーション)をオンラインで自由に選べるマルチロケーションサービスをみても、AWSが世界主要地域で早々に展開していたが、海外でのDCの基盤が弱い国内ベンダーの多くは対応が遅れた。日本や北米、ASEANの各DCのロケーションを任意で選べるように準備を進めるGMOクラウドは、国内のホスティング系ベンダーでは最も先駆的な例といえる。
 では、こうした国内ホスティング・ISP系ベンダーの勝機はどこにあるのか。一つには、これまで国内ホスティングサービスを使っている既存ユーザーは、海外向けネットサービスを始めやすくなることがある。ニフティの蔵原寛・クラウド事業部長は「膝を突き合わせて話ができるのは、ユーザーにとってメリットが大きい」とみる。さまざな技術的、価格的な要望を面と向かって強く言える国内ベンダーはユーザーにとって融通の利く相手だというわけだ。 ...

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