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2012/11/08 09:05

[週刊BCN 2012年11月05日付 Vol.1455 掲載]

解説

IT資産管理ソフトの“3強” 今秋、新たな幕開け

 IT資産管理ソフトを開発・販売する大手3社の動きが激しい。クオリティソフト(久保統義社長)は、主力製品の「QND Plus」と「QAW」について、「初期版の発売以来、最も機能を強化した最新版」(久保社長)を2013年1月にリリースする。発売に先駆けて、ユーザー・パートナーに向けたイベントを11月2日から7都市で開き、全国で一気に告知する。Skyは、通常のバージョンアップ版の発売サイクルよりも早い異例のタイミングで、11月に最新版をリリース。「Windows 8」対応を武器に拡販する。両社が最新版を投入する一方で、エムオーテックス(MOTEX、宮崎吉朗社長)は、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)に全株式を売却する経営判断を下した。IT資産管理ソフトの“3強”が、今秋、新たな策に打って出る。(木村剛士)

 クオリティソフトは、IT資産管理ソフト「QND Plus」と、その上位版で複数のセキュリティ機能も備える「QAW」をバージョンアップする。「QND Plus」の最新版では、現行のIT資産管理機能に加え、「QAW」のセキュリティ管理機能を加える。「QAW」は、IT資産管理とセキュリティ機能、ソフトのライセンス管理(SAM)機能に、別のソフトで提供するログ収集・管理機能を新たに付加。また、製品名を変更し、「QAW」よりも知名度がある「QND」の冠名を採用して「QND Advance」にする。このほか、操作画面を刷新し、両製品とIT資産管理機能のクラウド「ISM CloudOne」を、一元管理することができる機能も備える。両製品ともに、最新版の価格は、現行版と変わらない。
 クオリティソフトが、「最も大きな機能強化」を図る背景には、マーケットの停滞がある。IT資産管理ソフト市場は、およそ15年前に立ち上がり、「個人情報保護法」や「金融商品取引法」の施行時に盛り上がったが、「今は成長率がかなり鈍化した」と大槻茂取締役はみている。クオリティソフトは、1998年に「QND Plus」を発売し、着実にユーザー数を増やして、「QND Plus」と「QAW」の合計ユーザー数は4300社・団体(9月末時点)に達したものの、「新規ユーザーの獲得数が以前よりも減っている」(大槻取締役)。今が転換期とみて、価格を据え置きながら、大幅な機能強化に踏み切る。「最新版を投入することで、今年度(2013年9月期)内に合計ユーザー数を4800社・団体にしたい。挑戦的な数値をいえば、5000社・団体だ」と大槻取締役は意気込む。
 Skyは、クオリティソフトに先行して、メジャーバージョンアップ版「SKYSEA Client View Ver.8」を11月に発売する。クオリティソフト以上の機能強化点は見当たらないが、「Windows 8」の発売に合わせるかたちで、新OSに早々に対応。通常よりも早いサイクルでメジャーバージョンアップ版を用意し、販売を開始する。新OSに移行するユーザー企業を取り込むチャンスとみて、他社からの乗り換えを促進する。Skyは、戦略上、ユーザー数を明かさないが、クオリティソフトとSky、MOTEXの製品を取り扱う大手SIerのなかには「今、Skyが最も勢いがあるだろう」とみる向きもある。 ...

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