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2012/11/15 09:09

[週刊BCN 2012年11月12日付 Vol.1456 掲載]

解説

「リマーケティング」の切り札となるか 日本電子計算(JIP)が担う役割

 NTTデータが、今春、老舗SIerの日本電子計算(JIP)をグループ化した最大の理由は「国内市場のリマーケティング(再創造)をする」(NTTデータの岩本敏男社長)という重点施策を具体化するためだ。JIPに期待される役割は、NTTデータの弱点の一つである証券業分野へのテコ入れにある。証券業の市場は、野村證券をはじめとする優良顧客を多数抱える野村総合研究所(NRI)が圧倒的に強いが、NTTデータは同じく証券業に強いJIPを傘下に収め、NRIのシェア切り崩しを狙う。

 NTTデータの副社長を務め、今年6月、JIPのトップに就いた重木昭信社長は、「(NRIの証券業向け共同利用型基幹業務サービスの)STAR-IVだけで選択肢なしの状況は、市場の発展につながらない」として、40年余りにわたって金融業向けシステム開発で蓄積してきたノウハウの集大成であるJIPの証券総合システム「SIGMA21シリーズ」をNTTデータグループの主力商材の一つとして拡販する。

 NTTデータの「国内市場のリマーケティング戦略」は、「グローバル進出」と「ソフトウェアの生産革新」と並ぶ重点施策で、「顧客の変化」「競合の変化」「自社の変化」の三つの変化を捉え、伸び悩む国内事業をいま一度立て直すものだ。JIPは、こうしたNTTデータのリマーケティング戦略の先行きを占ううえでも重要なポジションを占める。...

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