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2013/09/05 09:11

[週刊BCN 2013年09月02日付 Vol.1495 掲載]

解説

<IT業界の死角 窮地脱出の処方箋>【シリーズ1 ISV】第44回(最終回) 「参入障壁」「世界」「開発力」が勝ち残りに必須

 システム開発のスピードは、経営のスピードと切っても切り離せない──。今年8月、ITベンダー13社で設立した「超高速開発コミュニティ」に参画したインフォテリア社長の平野洋一郎は、設立に際してこのような論旨を寄稿した。このコミュニティは、ユーザー企業側の開発スタイルを根本から変えるために、競合同士でチームを組んだ。開発のスピード化の問題は、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)の経営にも降りかかる。最先端の技術を使い、「超高速」で製品を世に出し続ける重要性が高まっているからだ。(取材・文/谷畑良胤)

 「超高速開発コミュニティ」の設立趣旨には、もっと開発ツールを使ってほしい、という業界の思惑が透けてみえる。しかし、「ソフト開発の自動生成やノンプログラミング開発というアプローチが提案されてきたが、主流になることはなかった」──コニュニティに参加した沖縄県にあるジャスミンソフト社長の贄良則は、自社ブログ「ジャスミンソフト日記」でそう記している。人月単価で発注し、労働集約型のスクラッチ(手組み)でソフト開発したほうが、ユーザー企業側も人員を維持でき、ITベンダー側は多額の売り上げを得ることができるという状況がある。

 「銀の弾などない」。ソフト工学者のフレデリック・ブルックス氏が1986年に著した論文「Silver Bullet」を日本語にしたものだ。魔法のようにすぐ役立ってプログラムの生産性を倍増させる技術や“特効薬”は、今後10年現れない、という趣旨だ。ところが、今はアジャイル開発のような、生産性を高める技術が登場した。だが、この開発手法を使えば、ユーザー企業の開発者は職を失い、ITベンダーの単価下落を招く。 ...

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