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2009/10/29 09:45

インタビュー

[週刊BCN 2009年10月26日付 Vol.1306 掲載]

日本エイサー プロダクトマーケティング部シニアマネージャー 稲川公裕
常に人々を驚かすような製品を

  • 写真/涌井直志
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プロフィール

(いながわ きみひろ)岐阜県生まれ。1988年秋田大学機械工学科卒、92年南カリフォルニア大学経営学修士課程修了。88年アルパイン入社。カーオーディオ、ナビゲーション機器の商品企画を担当。その後、市場調査会社などを経て、05年ゲートウェイ入社。09年1月から日本エイサーでプロダクトマーケティングに携わる。
 「エイサー」「ゲートウェイ」「イーマシーンズ」と、複数のPCブランドを傘下に抱える日本エイサー。1社で多くのブランドを展開すれば、ともすれば共食いになりかねない。しかし、商品企画とマーケティングを担当する稲川公裕は、「これまで事例がないからこそ、日本でマルチブランドカンパニーとして成功させたい」と意気込む。


 「仕事とプライベート生活を切り分けるのは無理」と、稲川は言い切る。世の中の流れや人々のニーズを読み、製品開発につなげる商品企画の仕事は自身のパーソナルスタイルやライフスタイルと切っても切り離せないというのが稲川の考えだ。車載AV機器メーカーでも商品担当だった稲川は米国法人勤務時代、外国人の友人から「君は『Work to live』ではなく『Live to work』だと言われたことがある」と笑う。

 商品企画のヒントは、毎週1回は訪問する量販店の店頭でお客が商品を購入する現場の観察。理由は「人はなぜこの商品を買うのかが重要な視点だから」。自社、他社の製品を問わず、お客がPCを購入するまでに店員と交わす会話の一言一句に耳を傾ける。「そのやりとりが頭にふとよみがえることが、商品企画の原点になっている」と話す。

 趣味はモータースポーツ。自らハンドルを握るのはもちろん、F1やMotoGPの観戦にサーキットへも足を運ぶ。「必要のない機能を極限まで省いたモータースポーツマシンと、レースの緊張感に惹かれる」という。

 新しいモノ好きという稲川が、いつも念頭に置いているのは・人を驚かせる・こと。ビックリ感やワクワク感を与える製品を人々に提供したい、と常に考えている。「それが製品の仕掛け人としての喜び」と強調する。低価格のネットブックやノートPCで日本市場での注目を集めてきた日本エイサー。今度はどんな手でユーザーを驚かせてくれるのか。“仕掛け人”稲川の手腕に注目が集まる。(文中敬称略)
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