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2010/06/10 09:33

インタビュー

[週刊BCN 2010年06月07日付 Vol.1336 掲載]

ブイキューブ 社長 間下直晃
飾らない経営でトップシェア

  • 取材・文/木村剛士  写真/馬場磨貴

プロフィール

(ました なおあき)1977年、東京都生まれ。00年3月、慶応義塾大学理工学部卒業。02年3月、慶応義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻修了。大学在学中の98年10月に、ブイキューブの前身である有限会社ブイキューブインターネットを設立し、CEOに就任。当時はウェブサイト制作やウェブアプリケーションの受託開発を手がけていたが、06年の社名変更とともに、ウェブ会議システムに特化したビジネスを展開する。
 国内のウェブ会議システム市場で、OKIやNTTの子会社など、名だたるライバルを抑え、トップシェアの座を2年連続堅持し続けるブイキューブ。1998年設立のベンチャーで、設立当時、創業社長の間下直晃はまだ大学生だった。「アルバイト感覚で始めた」企業が、急成長するウェブ会議システム市場でイニシアチブを握っている。


 間下には、若い起業家にありがちな排他的な雰囲気はない。情熱的というよりも、クールでスマートな印象だが、嫌味がない。起業後は「将来は大企業に勤めるつもりだった」ようで、順調にビジネスは拡大したものの、「何が起こるか分からない」と、大学と大学院は留年せずに卒業した。起業意識が強くなかった分、どこか力が抜け、自然体な雰囲気をもつように感じる。

 もともとは技術屋で、今でもモノづくりが大好き。「開発の現場に戻りたいという気持ちも少しはある」が、今は「会社経営が面白い」。

 「市場環境は追い風で、事業は確かに伸びている。しかし『伸びの苦しみ』もある。ビジュアルコミュニケーションが浸透し、創業時から手がけてきたASP・SaaSが普及した今、新たな販売体制を構築したり、海外進出を加速させたりする必要がある」。今年度から本腰を入れて間接販売網を構築。アジアを中心とした海外進出も加速させている。そして、リーマン・ショックで一度は断念したIPO(新規株式公開)を、早ければ来年には実現させる計画を立てた。

 「企業規模を追い求めるつもりはない。ただ、全世界の企業が『ブイキューブのソリューションがなければ困る』と言ってくれるようにしたい。ブイキューブが事業を止めると言ったら、どこかの国の政府が継続を懇願するようになるのが夢」。

 バイト感覚で事業を始め、興味が薄かった経営に携わってきた。しかし、間下は今、その醍醐味を味わっている。(文中敬称略)

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