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2011/12/15 09:24

インタビュー

[週刊BCN 2011年12月12日付 Vol.1411 掲載]

Skeed 取締役 柳澤建太郎
“銀の弾丸”に恥じぬ最高のソフトをつくる

  • 取材・文/安藤章司  写真/涌井直志

プロフィール

(やなぎさわ けんたろう)1975年、東京都生まれ。01年、東京大学大学院博士課程を中退。業務用パッケージソフトウェアの大手ベンダーで、人事労務(HR)・財務会計などの業務アプリケーションや、基盤技術の開発に従事する。08年8月、ドリームボート(現Skeed)に入社。主力商材である「SkeedCast」や「SkeedSilverBullet」の開発を担当。10年8月から現職。
 最高のソフトウェアをつくるために、この会社へ来た──。業務用パッケージソフト大手からベンチャー企業のSkeedに転職して3年余り。通信基盤技術などの開発に従事し、2011年10月には超高速ファイル転送ソフト「SkeedSilverBullet」の企業向け販売を本格的に始めた。「従来のFTP方式に比べて、最大で30倍も転送速度が速い」と、柳澤建太郎は開発の成果に胸を張る。 


 コンピューティングの進化は、今や地球上の物理的な距離をゼロにするかと思えるほどだ。だが、実際は距離が遠くなればなるほど、通信の遅延は大きくなる。そこで、柳澤はファイル転送を超高速化する技術の開発に乗り出した。“SilverBullet(銀の弾丸)”は、架空の物語では超常的な威力を発揮するものとされるが、ソフトウェア工学では「そんな特効薬(弾丸)は存在しない……」という文脈で使われる。

 「大層なネーミングだけど、自分としては最高を目指したいという思いがあるし、これを使う人に『うわっ、銀の弾丸の名に恥じない威力だ』と、驚きにも似たUX(ユーザーエクスペリエンス)を感じてほしい」

 しかし、過去の歴史を遡ると、こうした単機能ツールは、いずれOSやミドルウェアに吸収されることが多い。わかりやすい例としてWindows OSを挙げればTCP/IPから始まり、FAX送受信やDVD書き込みなど多岐にわたる。そうなる前に、容易に吸収されない複合的なITソリューション体系へと進化させる必要がある。柳澤は「自明の理であるプロセスや行き着く先を読まずに転ぶようなことはしない。先人たちの教訓を踏まえて、日本発のソフトベンチャーの底力を世界に示さなければ」と、気を引き締める。(文中敬称略)

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