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2011/12/22 09:25

インタビュー

[週刊BCN 2011年12月19日付 Vol.1412 掲載]

ラック チーフエバンジェリスト 川口洋
セキュリティのプロ集団をまとめる指揮者

  • 取材・文/木村剛士  写真/馬場磨貴

プロフィール

(かわぐち ひろし)1978年、山口県生まれ。2002年、岡山大学大学院自然科学研究科修士課程修了後、同年4月にラックに入社。2年目に情報セキュリティ関連情報を収集・分析、顧客のシステムを守る監視センター「JSOC」に属し、アナリスト業務に従事。2011年4月から現職で、エバンジェリストとして、講演や執筆活動にも精力的に取り組む。
 情報セキュリティ会社のラックに籍を置く川口洋のデスクは、まるで宇宙ステーションの管制塔のような施設のなかにある。その施設とは、「JSOC」と呼ばれるセキュリティ監視センターだ。世界中で生まれる不正プログラムを常時監視して、内容を分析する専用設備をもち、セキュリティ専門のアナリストが約20人いる。このセキュリティのプロ集団をまとめるのが、川口である。“管制塔”の中央に席を置き、「JSOC」の指揮を執る。 


 川口は、大学院時代に学内ネットワークの管理を任されたことがきっかけで、セキュリティに面白みを感じるようになった。「関連する書籍を買い漁っては読み、知識を得ていた」。書籍や雑誌に、頻繁に登場するラックが気になり、入社を志望し、新卒で入った。偶然にも、川口が入社した同じ年に「JSOC」が立ち上がり、入社2年目に「JSOC」に配属。それ以来、そこが川口の仕事場となっている。

 「膨大な情報を活用する楽しみが『JSOC』にはある」。今でこそ20人ほどのスタッフがいるが、少ない時は5~6人で24時間365日の監視体制を敷いていたこともある。不正プログラムの発生に昼も夜もない。「昼夜を問わず電話がかかってきて、頭が変になったこともあった」と、笑いながら過去を振り返るが、「JSOC」に集まる情報が川口を魅了し、激務を楽しみに変えた。

 アナリストといえば寡黙なイメージだが、川口は物腰が柔らかく、コミュニケーション能力にすぐれる。その才能も評価されて、今はエバンジェリストとしても活躍する。「『JSOC』の川口ではなく、川口だから仕事を任せたい。そういわれる存在になりたい」。持ち前の向上心と好奇心は、「JSOC」に入った10年前と変わらない。(文中敬称略)

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