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2012/01/26 09:30

インタビュー

[週刊BCN 2012年01月23日付 Vol.1416 掲載]

リッチメディア 社長 坂本幸蔵
母の背中に教えられた若き起業家

  • 取材・文/木村剛士  写真/横関一浩
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プロフィール

(さかもと こうぞう)1982年生まれ。摂南大学卒業後、06年にサイバーエージェントに入社。大阪支社に勤務。関西地域での営業実績を評価され、2年目には子会社の役員に抜擢される。10年6月に独立、ネットサービスやウェブサイト制作などのリッチメディアを設立して、代表取締役社長に就任。現在に至る。
 坂本幸蔵は、サイバーエージェントで輝かしい実績を上げてきた。ネット広告の販売で、個人の月間売上高1億2000万円を突破、半期に一度表彰される社内表彰制度でMVPを2期連続で受賞、11か月連続で予算達成──。すべてその当時のサイバーエージェントで誰も成し遂げていなかったことだ。「1週間に20時間くらいしか寝なかった」ほど、仕事に没頭してきた。2年目には子会社の役員に抜擢。しかし、順風満帆に進んでいたその道を断って入社5年目に独立し、ウェブ制作やネットメディア運営事業のリッチメディアを設立した。


 「『サイバー(エージェント)の坂本』ではなく、『坂本幸蔵』として勝負したかった」。リッチメディアの業績は、初年度(11年6月期)で3億3000万円。今年度はその3倍弱の9億円がみえている。2年で10億円に迫るほどの急成長ぶりだ。

 「なぜそこまでの実績が残せるか? 自分なんかまだまだ。頭もよくないし。すごい人はいっぱいいる。強いて挙げれば、あきらめない性格かな」と話す。そして「小学校高学年のときから母親が一人で育ててくれた。専業主婦がいきなり社会に出て、保険を売って自分と二人の弟を養ってくれた。『あきらめなければ、何でもできる』と、背中で教えてくれた気がする。その背中が自分の原点」と続けた。

 坂本は、1990年代後半のネットバブル時代を謳歌したITベンチャーの社長のような勢いと野心、強い思いをもつ人物だ。安定を重んじ、起業意識が薄いといわれる今の20代の若者とは一線を画す。とはいえ、決して排他的ではない。「将来は年商1000億円を超えたい。無理だと思う人がほとんどだと思う。でも、自分は本気。仲間とともに必ず成し遂げたい」。真剣な表情でそう断言した。(文中敬称略)
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