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2012/08/02 09:32

インタビュー

[週刊BCN 2012年07月30日付 Vol.1442 掲載]

TIS IT基盤サービス第1事業部 プラットフォームサービス推進部主査 内藤 稔
本来のSIとは違うセオリーでサービスビジネスを立ち上げる

  • 取材・文/安藤章司  写真/津島隆雄

プロフィール

内藤 稔(ないとう みのる)
1976年、神奈川県生まれ。99年、学習院大学文学部心理学科卒業。同年、東洋情報システム(現TIS)入社。モバイル向けデータ同期サービス「SynCube(シンキューブ)」の担当などを経て、09年からクラウドサービス基盤「TIS Enterprise Ondemand Service(T.E.O.S.)」事業を担う。
 内藤稔は、ITホールディングスグループTISの戦略クラウドサービス「TIS Enterprise Ondemand Service(T.E.O.S.)」に、サービスの立ち上げ時から参画してきた。アプリケーションソフトのクラウド上での稼働に必要な基盤モジュールを揃えたサービスで、2010年7月に商用化。直近のユーザーシステムの稼働数は300件余りで、昨年度(2012年3月期)は前年度比で3倍ほど伸びた。今期も「前年度と同様の高い伸びを見込む」と、強気な姿勢で臨む。 


 T.E.O.S.に携わる前、内藤はメールやスケジュールなどのデータを携帯電話などと同期させる「SynCube(シンキューブ)」サービス事業に従事していた。だが、スマートフォンの急速な発展とモバイル系ネットサービスのグローバル規模での立ち上がりといった変化に追いつけず、サービスの継続を断念。「このときにネット系サービスの難しさを実感し、競合サービスの動向や価格に敏感に反応するようになった」と、表情に無念さをにじませる。

 「だからT.E.O.S.では常に世界を見ていたし、エコシステムから逸脱しないよう努めてきた」。TISグループが中国で手がけるクラウドサービス「飛翔雲」にT.E.O.S.のノウハウを適用し、本来はライバルであるAmazon Web Services(AWS)とも積極的に連携してきた。SIerのサービスとしては異例の間接販売に取り組み、すでにT.E.O.S.の販売実績の3割近くは同業SIerを含む販売パートナー経由が占めるほどになっている。「SIerである以上、SI(システム構築)が本分ではあるものの、これを支えるサービスビジネスは従来のSIとは違うセオリーでビジネスが動く」とみている。過去の失敗を糧に、サービスビジネスのより一層の拡大を推し進める。(文中敬称略)

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