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2012/09/27 09:25

インタビュー

[週刊BCN 2012年09月24日付 Vol.1449 掲載]

i-kifu 代表理事 ウォング・ナツ
ITを活用した社会貢献の情報基盤を築く

  • 取材・文/信澤健太  写真/横関一浩

プロフィール

ウォング・ナツ(VUONG NHAT)
 1980年5月11日、マレーシア・クアラルンプール生まれ。ローザンヌ大学経営学部を卒業。2010年10月、NECビジネスプラン・コンペティションの優勝をきっかけに「i-kifu」の事業構想に至る。2011年8月、Wizcorpの財務支援を受け、ウェブサイトのβ版を開設。同年10月、法人設立。2012年2月、正式にサービスインした。
 ウォング・ナツは、NPOの資金調達プロジェクト「i-kifu」の代表理事を務める。「i-kifu」は、応援者がNPOの活動に寄付したりFacebookやTwitterで活動をシェアしたりできる仕組みだ。応援した分だけポイントが付与され、熱心な応援者はウェブサイト上で上位にランクづけされる。人は博愛主義だけで社会貢献を行うことはないので、インセンティブは欠かせない──そんな考えをベースにして、ウェブサイトにはSNSやゲーミフィケーションを活用している。 


 「i-kifu」は、寄付金の10%を運営費用に回すが、NPOのスポンサー企業がその10%を補填するので、寄付金の全額がNPOの手に渡るようになっている。

 両親はベトナム人。悲惨なベトナム戦争から逃れ、スイスに移り住んだ。スイスで育ったウォングは、15歳の時、ベトナムを訪れて貧困を目の当たりにして衝撃を受けた。社会貢献を通じて困っている人を助けたいという思いが芽生えたが、「どうすればよいのかわからなかった」。

 ITベンチャー企業のWizcorpに就職し、日本で営業担当者としてのキャリアを積み始めたウォング。そんななかでも、社会貢献の方法を模索し続けた。「多くのNPOのウェブサイトはダサい。だけど、改善しようにも資金がない。たくさんの人が訪れるようなウェブサイトをつくりたいと思って、『i-kifu』を立ち上げた」。

 現在は、応援者にポイントを付与する仕組みだけでは不十分だと感じている。「マイレージのようにいくつかステージをつくりたい。例えば、スポンサー企業の製品やサービスの割引特典が受けられるようにするとか」。仕組みの改善に頭を絞り、スポンサー企業を獲得するための営業に駆け回る日々が続く。(文中敬称略)

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