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2014/06/19 09:28

インタビュー

[週刊BCN 2014年06月16日付 Vol.1534 掲載]

システムエグゼ 生産ソリューション本部 EXEX生産管理推進室 副長 グエン・ティー・チャーミー
ベトナムの“食文化”を日本へ、日本の“職文化”をベトナムへ

  • 取材・文/畔上文昭  写真/赤司 聡

プロフィール

グエン・ティー・チャーミー(Nguyen Thi Tra My)
 ベトナム・ホーチミン市出身。ベトナムの大学で数学やITを学ぶ。大学卒業後に日本のIT企業への就職を目指し、政府が就労支援のために運営している日本語学校で日本語を習得。2008年2月に来日し、IT関連企業に就職。11年10月、企業向けソフトを開発/販売するシステムエグゼに転職。現在は、同社の生産管理パッケージ「EXEX(エグゼクス)生産管理システム」の開発拠点であるベトナムと、日本との橋渡し役を担っている。
 「ベトナムではドクダミは野菜。お店で野菜として売っている」と、グエン・ティー・チャーミー。生春巻きなどで使うソースをかけて、生野菜として食べるとのこと。日本では聞かない食べ方だから、軽い衝撃を受けた。週末は友人とのホームパーティが定番で、チャーミーの担当はベトナム料理。ときにはドクダミを使う。日本人の友人にも、ドクダミを使った料理が浸透しつつあるという。


 チャーミーが日本で働こうと思い立ったのは、大学生のとき。「ホーチミンのITエンジニアが日本の仕事を請け負っていることを知って、日本を強く意識するようになった」。大学でITを学んでいたチャーミーは、日本でもベトナム人が必要とされるはずだと考えた。

 来日したのは2008年2月。「ベトナムの気温は30℃以上だったけれど、東京は零℃。次の日は雪が降って、本当に寒かった」。一人で空を見上げるチャーミーには、異国の寒さが身にしみる。「不安でいっぱいだった」が、初めて見た真っ白な雪が、笑顔を絶やさず、前向きにいこうと心に決めるきっかけを与えてくれた。

 システムエグゼには友人の紹介で入社。システム開発の拠点をベトナムに置く同社は、ベトナムと日本の橋渡し役を求めていた。

 「ベトナムには、大ざっぱな人が多い。日本で大切なのは『報・連・相』っていわれるけれど、ベトナムではトラブルがあっても報告したがらない。スケジュールも見ない(笑)」。現地をよく知るチャーミーは、その状況を理解したうえで、日本企業の“常識”に近づけていった。現在では、現場の意識が徐々に変化してきたと実感している。

 将来は、日本で得た知識をベトナムに戻って伝えたいと夢を語る。「仕事に対する考え方や、日本人の考え方は、ベトナムに必要。それらを伝えることでベトナムに貢献したい」。(文中敬称略)



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