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2014/11/06 09:37

インタビュー

[週刊BCN 2014年11月03日付 Vol.1553 掲載]

ジーニー 代表取締役CEO 工藤智昭
東京五輪の公式スポンサーになる

  • 取材・文/畔上文昭  写真/赤司 聡

プロフィール

工藤 智昭(くどう ともあき)
 2006年、リクルートに入社し、事業開発に配属。アドネットワークの事業を起案して推進し、全社イノベーション賞などを受賞。10年に媒体社向けの収益最大化プラットフォーム(SSP)の事業を行うジーニーを創業して代表取締役CEOに就任。日本および東南アジアで事業展開していて、デロイト トウシュ トーマツ主催のテクノロジー企業成長率ランキングの第12回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」(2013年12月発表)で16位に選ばれた。
 「売上高100億円がみえた」。 


 2008年9月に起きたリーマン・ショックが引き金となり、世界的な金融危機が勃発。そのあおりで、金融数学などを駆使する高度なシステムを支えていた優秀なエンジニアが、新天地を求めてシリコンバレーに流れ込んだ。そこで生み出されたオンライン広告のリアルタイム入札の仕組みが、「リアルタイムビッディング(RTB)」である。オンライン広告を研究していた工藤智昭は、シリコンバレーでその存在を知った。「この仕組みはおもしろい。日本にもRTBの波がくる」と確信する。そして、立ち上げたのがジーニーである。

 子どもの頃から、社長になりたいと思っていた。その志は大人になっても変わらず、大学院時代にSEO(検索エンジン最適化)の会社を立ち上げている。SEOの事業は順調だったが、「大きくなったとしても10億円程度の売り上げしかみえなかった。100億円になる感じがしなかった」。成長に限界を感じて、SEOの会社をたたんでしまう。その工藤がRTBを目の当たりにしたときには「エンジニアが喜んで働いている」風景がみえた。そのとき、工藤は100億円の事業になると確信した。

 起業からおよそ4年、売り上げは30億円を超えた。ベトナムとシンガポールに進出するなど、世界展開も積極的に進めている。「いずれは米国に進出して、この分野で世界一になりたい。米国では後発になるが、トヨタ自動車は後発でも世界一になった。不可能だとは思っていない」。

 設立10周年の2020年には、売上高1000億円を目指している。そして、目標は「東京五輪の公式スポンサーになる」。6年後に活躍するのはスポーツ選手だけではない。(文中敬称略)



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