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2016/02/18 09:25

インタビュー

[週刊BCN 2016年02月15日付 Vol.1616 掲載]

上海富佳信息技術 総経理 澤戸明浩
経営者だからこそできること

  • 取材・文/上海支局 真鍋 武  写真/肖競韜

プロフィール

澤戸 明浩(さわと めこと)
1986年、中国吉林省長春市生まれの日系クォーター。育ちは東京都足立区。2009年、二松学舎大学国際政治学部を卒業後、ビーエスピー(現:ユニリタ)に入社。11年、中国現地法人の備実必(上海)軟件科技(BSP上海)に出向。15年5月、中国で独立して上海富佳信息技術(FUSION)を立ち上げだ。
 2015年5月、澤戸明浩は新卒から勤めてきた日本のソフトウェアベンダーを退職し、独立を果たした。新たに立ち上げた上海富佳信息技術(FUSION)では、グループウェアなど、オープンソース(OSS)の業務ソフトを活用した中国の日系中小企業向け支援サービスを展開している。まだ授業員数は10人に満たない小さな会社だが、「16年はすでに20数社の見込み案件を抱えている」と、事業は軌道に乗りつつある。


 今でこそ「5年後は億単位の売上高を目指す」と野心的な澤戸だが、もともと経営者になるキャリアビジョンはなかった。転機となったのは、前職での上海の駐在経験だ。中国の日系企業は日本と違い、システム専任者を抱えていない場合が多い。その場合、提案先は総経理などの経営責任者となるが、「経営者の話を聞くうちに、自身も経営に携わりたいと感じ始めた。同時にIT以外の部分でも、経営者が多くの悩みを抱えていることがわかってきた」という。しかし、澤戸の前職はソフトウェアベンダーだ。提供できるのは自社商材に限られる。悩んだ末に、澤戸が選んだのは、自身が経営者となって、まだ満たせていない顧客ニーズを解決していく道だった。

 最近では、訪日中国人観光客の増加に伴い、日本企業のインバウンドビジネスへのニーズが高まっていることを受けて、中国のSNS「微信(WeChat)」を活用した支援サービスを開始した。大手リテール業からの受注を獲得し、「自分がこの大きな会社を支えているのだという使命感に燃えるようになってきた」と奮起している。日中両方の血を受け継ぐ澤戸。日中をつなぐ懸け橋になりたいという思いは人一番強い。(文中敬称略)

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