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2016/03/10 09:28

インタビュー

[週刊BCN 2016年03月07日付 Vol.1619 掲載]

シルシ 代表取締役 長尾まこと
「見た目」と「操作性」が企業を支える

  • 取材・文/前田幸慧  写真/馬場磨貴

プロフィール

長尾 まこと(ながお まこと)
 1982年生まれ。2004年、日本大学法学部卒業。大学在学中より大手通信企業に契約社員として勤務。06年、ITコンサルティング企業に入社、インフラ構築技術やセキュリティについて学ぶ。08年にオフィスデザインを手がけるデザイン系企業へ転職したのち、09年、コンピュータシステムやアプリケーションなどのUI設計を専門とするシルシを設立する。
 今でこそあたりまえに使用しているスマートフォンだが、初めて目にしたとき、その見た目から「これは本当に電話なのか」と驚いた人も多いのではないだろうか。長尾まこともその一人。日本でスマートフォンが普及する火付け役となった「iPhone 3G」が、国内市場に投入されたときに受けた衝撃がきっかけの一つとなって、シルシの設立に至る。


 「爆裂的なインパクトを受けた」と、当時の驚きを振り返る。従来の携帯電話の常識を覆すような見た目と操作性に非常に感動した。当時、デザイン系企業に勤めていた長尾は、プログラマやデザイナー仲間とともにiPhoneで使えるようなアプリをつくってみたという。しかし、でき上がったのは「不細工なアプリ」。見た目と操作性を両立することの難しさを実感した。

 iPhoneとの出会いとほぼ同時期、「ユーザーインターフェース(UI)」という言葉を知り、夢中になって情報を集めた。そこで、「製作者は、ユーザーに自分が意図した操作をしてほしいのでデザイン(設計)する。システムのデザインにはすべて理由がある」というあたりまえのことに気づき、衝撃を受ける。こうした経験の積み重ねから、「誰もが簡単に操作できるUIにニーズが出てくるのではないか」と思い至り、立ち上げたのがUI構築専業企業のシルシだ。設立以降、これまで手がけた案件は100以上、画面数は数万に及ぶ。

 UI構築を専門とする企業として言いたいのが、デザインとUIは違うということだ。「デザインは見た目のかっこよさ。UIは操作性プラス見た目。使いやすさとデザインを両立しているのがUIだ」と力を込める。今後はとくに工業製品のパネルデザインに注力する。「世界に通用する日本の工業製品メーカーはたくさんある。そうした企業を裏から支えたい」との思いを抱く。(文中敬称略)

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