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2017/03/15 09:20

インタビュー

[週刊BCN 2017年03月06日付 Vol.1668 掲載]

NEC 事業イノベーション戦略本部 FinTech事業開発室室長 岩田太地
趣味は考えること

  • 取材・文/山下彰子  写真/大星直輝

プロフィール

岩田 太地(いわた だいち)
 1981年、大阪府生まれ。ミズーリ州立大学卒業後、2004年、NECに入社。金融業向けソリューション事業に携わりつつ、新規ビジネスの創出に従事。14年末に三井住友銀行と共同出資会社「ブリースコーポレーション」を設立。一方、NECでは16年10月、金融とICTの融合を図る「FinTech」関連事業を推進するFinTech事業開発室長に就任。
 ITを駆使して新たな金融サービスを生み出すFinTech市場は拡大を続けている。岩田太地は、NECのFinTech事業開発室の室長を務めながら、2014年にNECと三井住友銀行が共同出資して設立したFinTech企業、ブリースコーポレーションの取締役を務める。金融サービスでイノベーションを起こすという、まだ誰も答えをもっていない課題に日々取り組んでいる。この難題を解くアプローチの基盤となっているのが、大学時代の経験だ。

 高校を卒業後、米国に留学。ミズーリ州立大学のジャーナリズム学部に入学し、フォトジャーナリズムを専攻した。語学の壁よりも厚かったのが自分の意見、考えを語るディスカッションだった。2年の哲学の授業で、自分の意見、確固とした考えがなく、論理的に話すことができず落第した。これがきっかけとなり、「考える」ことに真剣に向き合うようになった。

 同じ頃、年に1度開催されるフォトジャーナリストコンテストの審査の様子を傍聴する機会を得た。このコンテストは有名なフォトジャーナリストたちが審査員を務める。善し悪しで作品をふるいにかけた後、よい作品については評価軸を立て、審査員たちはなぜこの作品がよいのか、徹底的に語り合う。その真剣に討論する姿から、考え方を学んだという。

 こうした経験が、新たな金融サービスを生みだす新規事業の取り組みに役立っている。誰ももっていない答えを導き出すため、自分の知識だけではなく、多くの人に触れて得た知識、アイデアを組み合わせ、自分なりのフレームワークで答えを考える。「自分なりの考え方を腹に落ち着かせるまでに、10年はかかるだろう」と話す。その時には本人も事業も大きく飛躍していることだろう。(文中敬称略)

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