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2010/11/18 09:11

インタビュー

[週刊BCN 2010年11月15日付 Vol.1358 掲載]

絶妙なバランス感覚で“裁定”――フューチャーアーキテクト 安延申 COO

システムインテグレータ 社長 梅田弘之
→フューチャーアーキテクト 安延申 COO

 有力ソフトウェアベンダーらで構成するMIJS(メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム)発足のキーパーソンの一人として、システムインテグレータの梅田弘之社長は、当時ウッドランド(現フューチャーアーキテクト)の経営に当たっていた安延申氏と出会った。二人ともMIJSに加盟することを決め、以来、盟友であり、よきライバルの関係が続いている。

 ソフトベンダーの国内ビジネス基盤の強化と、海外展開を推進する団体として2006年に設立されたMIJSだが、同業者によるコンソーシアムは、往々にして意見のとりまとめが難しくなる。MIJSの場合、海外進出という多くのベンダーにとって初めての取り組みも行うのだから、なおさらだ。今でこそ中国を中心に積極的な海外進出を成し遂げ、MIJSの上海分科会には計13社のメンバーが参加する。だが、ここに至るまで、運営方針やルールづくりで意見がぶつかったりすることもあった。こうしたとき、「絶妙なバランス感覚をもって“裁定案”を出すのが安延さんなんですよ」と、梅田氏は話す。

 安延氏はかつて経済産業省に勤務し、00年の沖縄サミットでのIT宣言やIT戦略会議の創設など日本のIT政策の立案に尽力してきた。IT業界に一家言ある政治家や財界実力者、事務方の並々ならぬ調整を行い、政策としてまとめてきた経験が、MIJSの運営にも生かされているというわけだ。梅田氏は、「MIJSで意見をぶつけ合い、徹底的に議論をして、それでもまとまらないときは“安延裁定”に持ち込むケースが多い」と、バランサーとしての重要な役割を担っていると話す。(安藤章司)


●(やすのべ・しん)氏の略歴
1978年、東京大学卒。同年、通商産業省(現経済産業省)入省。電子政策課長を最後に退職。スタンフォード大学日本センター研究所所長を経て、03年にウッドランド(現フューチャーアーキテクト)社長。07年より現職。「梅田さんは私を“撮り鉄”だと誤解しているようだが、本当は蒸気機関車にしか興味をもっていない」と、趣味の話で盛り上がることも。

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