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2011/01/20 09:12

インタビュー

[週刊BCN 2011年01月17日付 Vol.1366 掲載]

現場重視の“アナリスト兼社長”――ノークリサーチ 伊嶋謙二 社長

『週刊BCN』 副編集長  木村剛士
→ノークリサーチ 伊嶋謙二 社長

 私が伊嶋謙二氏に初めて会ったのは、8年ほど前だったように思う。記者として駆け出しの頃、サーバー市場の動向を知りたくて先輩記者から紹介され、取材したのが最初だったと記憶している。コーヒーの入った大きな紫色のマグカップと、大量の調査資料が詰まった厚いファイルを手にして、少し取っつきにくそうな雰囲気で現われたことを覚えている。不精ひげを生やし、服装にもこだわりがなさそうな感じで、社長というよりも現場好きのアナリスト。そんな第一印象だった。

 それから8年、自分の記者活動を振り返ってみると、間違いなく最も多く意見を交わした相手だと思う。ノークリサーチのオフィスの白板を使いながら、現在のサーバーメーカーの勢力はどうなっているか議論したこともあれば、気さくな奥さんを交えて酒を飲みながら家族の話をしたことも。年齢的には20歳以上離れる業界の大先輩だが、気兼ねなく話せる相手であり、勉強になる。数字の羅列だけでなく、中立的な立場で時折り感情的な定性情報を盛り込むレポートにも魅きつけられる。

 伊嶋氏を一言で言い表せば、最初に会った時に抱いた印象と変わらず、とにかく「現場主義」。社長ではあるものの、今でも自身が強い分野は必ず取材し、自らレポートを書く。たぶん、今後も調査・研究の第一線から退くことはないのだろうなと思ってしまう。ノークリサーチの社員によれば、同社の調査・研究事業のコンセプトは「地を這うように」。伊嶋氏は自らそれを実践している。

 貴重な情報源であり、本音をぶつけられる相手。正直にいえば、同業の業界紙記者には隠しておきたい人物だ。(木村剛士)


●(いしま・けんじ)氏の略歴
秋田県生まれ。調査会社の矢野経済研究所で、IT産業の調査・研究業務に従事した後、独立。1998年にIT調査会社ノークリサーチを設立し、代表取締役社長に就任。現在に至る。中堅・中小企業(SMB)市場のIT調査を得意とし、SMBのIT利用実態に詳しい。「(木村の)第一印象は、年の割に老けてるなぁ、と。実際の年齢を聞いて驚いた」。

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