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2009/02/16 11:00

インタビュー

[週刊BCN 2009年02月16日付 Vol.1272 掲載]

<人に人脈あり>5.情熱を共有できる“年下”の友人
タイムインターメディア 社長 佐藤孝幸氏(シンプレクス・テクノロジー社長 金子英樹氏を評して)

推薦理由

シンプレクス・テクノロジー社長 金子英樹氏
シンプレクス・テクノロジーの金子英樹社長と、佐藤孝幸社長は十年来の友人。「ナンバーワンにこだわり、原理主義で勝ち気な当社から見れば、オープンソースソフト文化の佐藤社長らは異質な存在。だからこそ補完関係が築ける」。
 10年ちょっと前、保険会社に勤める友人から「面白いやつがいるから」と、大学の後輩を紹介された。それがシンプレクス・テクノロジーの金子英樹社長だ。

 当時、佐藤社長は東芝に勤務中の身。ただその頃、二人とも起業を考えていた時期だった。酒の席で意気投合。そこからつき合いが始まった。よく飲んだりゴルフをしたりの仲になる。仕事の話はあまりしなかったものの、「どちらが先に上場するか、競っていた」と振り返る。

 しばらくは個人的な遊び仲間に過ぎなかったが、3年前、先に上場したシンプレクス・テクノロジーから一部出資を受けた。タイムインターメディアには優秀な技術者が多いからだ。ビジネスでのつき合いも生まれ、現在は月に3~4回会っているものの、「仕事の話は15~30分くらいしかしない」と笑う。資本関係が生じたことで、経営や資本戦略などに強い金子社長によく相談に乗ってもらう。その一方で、技術面で足りないところを支援するような補完関係ができている。

 金子社長は佐藤社長にとって、数少ない心を許せる友人の一人だそうだ。その魅力を、佐藤社長はこう語る。「有言実行で、『米国式の合理的な経営哲学』と、『日本の人情哲学』の相反する二面を上手く使い分けていて、友人を大事にする。いろいろな人に紹介したいと思わせる、誇れる経済人だ」。シンプレクス・テクノロジーの役員たちもみな温かみのある人が多く、ビジネスパートナーは幸せになれる、と高く評価する。

 実は年齢では、金子社長と一回りほど離れている“アラカン(アラウンド還暦)”だという佐藤社長。だが金子社長とつき合っていて、ジェネレーション・ギャップをまったく感じたことがなく、むしろ価値観が合っている部分も多いという。

 「『団塊』の世代は、同じ年代で固まっていて、なかには下の世代を『上から目線』で見ている人もいると思う。だが、自分と一回り歳の離れている人たちと話してみると、自分の年代とは違う情熱を共有することができる。金子社長や、リアルコムの谷本社長たちとつき合い、彼らからさまざまな刺激を受けることも多く、感謝している」と顔をほころばす。(鍋島蓉子)

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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