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2009/02/23 11:00

インタビュー

[週刊BCN 2009年02月23日付 Vol.1273 掲載]

<人に人脈あり>6.技術面で大きな源泉に
リアルコム社長CEO 谷本肇氏(タイムインターメディア社長 佐藤孝幸氏を評して)

推薦理由

タイムインターメディア社長 佐藤孝幸氏
谷本肇さんは、現在のリアルコムの創業直前に当社(タイムインターメディア)を訪ね、システム開発を依頼しようと手持ち資金をすべて渡してくれた。「ナレッジマネジメントを日本で普及させたい」という、その心意気に惚れて引き受けた。
 「人中心」をコンセプトとして、情報共有基盤(ナレッジマネジメント)関連の製品・サービスを提供しているリアルコム。2000年に谷本肇氏が創業した会社で、今でも新しいビジネスモデルの構築に余念がない。国内市場において新しいコンセプトの普及に力を注ぐリアルコムにとって、技術面で大きな源泉になったのがタイムインターメディア社長の佐藤孝幸氏だ。

 谷本氏がリアルコムを設立したのは、米国・シリコンバレーでコンサルティング業務に携わっていた際、「ベンチャーが企業の枠を超えて人と人とのつながりを重視しながら新しい製品やサービスを創造していく。こうしたコラボレーションが日本でも重要だと判断した」ためだ。まずは、インターネットで情報共有が可能なサイト「Kスクエア」をオープン。そのサイト構築に佐藤氏が大きく貢献した。その後は、企業向けサービスにも着手。「企業向けソリューションとして育て上げてくれた」のも佐藤氏だ。この企業向けサービスが今でもビジネスの柱になっている。現在では仕事上でのつき合いが少なくなったものの、「よく食事に行く」と、プライベートでは頻繁に会っているようだ。

 最近は、アウトソーシングサービスの提供を含めた「KPO(ナレッジ・プロセス・アウトソーシング)」にも着手している。ナレッジマネジメント関連の製品を提供することに加え、社内ヘルプデスクや提案書作成業務などをユーザー企業から請け負うといったものだ。当面は、大企業を中心にユーザー企業を獲得していく。成功事例を作り、「将来的には代理店網の構築も検討したい」考えも示しており、国内市場に広く浸透させることに力を注ぐ。

 「日本では、企業の各社員がさまざまな業務を何でも自分でこなす風潮がある。グローバル化を見据えた場合、今後は企業のコアビジネスになる部分だけに集中したほうがよい」と指摘する。ただ、これまで蓄積された日本特有の業務フローを変えるのは時間がかかる。「自社で何でも行ってきたということは、ほかの国と比べればアウトソーシングに関する要求が高いということ」と認識している。“日本発”のKPOを確立させることが当面の目標だ。(佐相彰彦)

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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