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2009/06/08 11:00

インタビュー

[週刊BCN 2009年06月08日付 Vol.1287 掲載]

<人に人脈あり>19.PCがつなげた“必然”の出会い
インテル 社長 吉田和正氏(グーグル 社長 辻野晃一郎氏を評して)

推薦理由

グーグル 社長 辻野晃一郎氏
辻野晃一郎氏がソニー時代、パソコンの「VAIO」を立ち上げる際に吉田和正氏と知り合った。AV(音響・映像)関連機器メーカーだったソニーにとって、ITは未知の世界。「吉田さんがいたからこそ立ち上げられた」と感謝している。
 インテルの吉田和正社長は、1984年に米インテルに入社し、88年に日本法人に移籍した。両社を含めてインテルでの在籍期間は今年で26年になる。外資系IT企業のトップは、複数の企業を転々とするケースが多い。だが、吉田氏は一貫してインテルでキャリアを積み上げてきた。日本のPC産業を、CPUメーカーの立場から盛り上げ続けている。

 グーグルの辻野晃一郎社長と知り合ったのは、当然といえば当然かもしれない。辻野氏がソニーに在籍している時、「VAIO」の立ち上げを担当していたからだ。CPUメーカーとPCメーカーは、ビジネスを展開するには切っても切れない間柄だけに、辻野氏が「VAIO」を担当してからというもの、距離は一気に縮まった。

 吉田社長は辻野氏と出会った当時を思い出してこう語っている。「当時、辻野さんの上司だった木村敬治さん(現執行役EVP)から、『常に新しい分野にチャレンジしている人』と紹介を受けたのが最初。芯の強い方だなというのが第一印象だった」。辻野氏の印象が強烈だったせいか、「その日のことは今でも記憶している。帝国ホテルの中にある鉄板焼きの店だった。座った席まで覚えている」とか。

 ソニーは、当時としては斬新な、コンピュータとAV機器の融合をコンセプトとしたPCを「VAIO(Visual Audio Integrated Operation」のブランド名で展開。市場を席巻し、PCメーカーとしての地位も確立した。「『VAIO』はデザイン、使い方、コンセプトなどすべてにおいて魅力的。きっと辻野さんだから実現できたモデルだろう」と吉田氏は評価する。

 「表にはあまり出さないが、妥協を許さない強い意志を持っている。目標達成のためには、夜も眠らずに仕事する馬力もある。それでいて、思考が深い。男性的な魅力に溢れる人」と表現する。

 出会ってから10年以上が経ち、辻野氏はPCメーカーを離れ、今はグーグルのトップを務める。出会った頃に比べれば、面談する機会は減っただろうが、今でも連絡を取り合う仲に変わりはない。たまには食事をしながら情報交換することも。仕事を離れた「個人と個人」のつき合いとして関係が続いている。(木村剛士)

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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