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2009/09/25 16:38

インタビュー

[週刊BCN 2009年09月28日付 Vol.1302 掲載]

<人に人脈あり>34.ないものに惹かれ合う仲
GENOVA社長 平瀬智樹氏(ngi group社長 金子陽三氏を評して)

推薦理由

ngi group社長 金子陽三氏
金子氏は、平瀬氏が「ビジネスで機敏な動きをする」ところに感銘を受けている。お互いを必要だと思う時期が一緒のようで、最低でも半年に1回はプライベートで食事を共にしている。
 2005年、GENOVA社長の平瀬智樹氏は、会社設立に向けてオフィスを探していた。その時、知り合いから資金、オフィスまでを提供してくれるベンチャーキャピタルの存在を聞く。早速、そのngi group社長の金子陽三氏と面接することになった。

 「面接官であるし、インターネットで金子さんのプロフィールを事前に調べていたから、会った途端に萎縮してしまった」と平瀬氏は振り返る。金子氏は、米国の証券会社で株式や債券引き受け業務に従事したほか、シリコンバレーのベンチャーキャピタルでアナリストを務めた経験などをもつ人物だ。「この人には、自分を格好よく見せようとしたって見抜かれてしまう」。飾らない言葉でありのままに会社設立の意思を伝える。結果、投資を受けることに。

 平瀬氏は、高校中退後に通信機器の販売会社で営業を担当。「語学留学するために働いていた」という。資金が貯まったのを機に、退社して渡米。数年間、現地で英語を学んで帰国し、知り合いの紹介で学生ベンチャーの支援事業に携わるようになる。その折に、「起業したい」という意欲が高まった。ただ、その時点では何を手がける会社を設立するか決めていなかった。通信機器の販売会社でレンタルサーバーを販売した経験があるのと、学生ベンチャー支援でインターネットサービスが多かったことから「IT関連がいいのではないか」と考えた。ただ、最適なビジネスモデルが思い浮かばない。金子氏と面接する時でさえ「実は何をやるかがきちんと決まっていなかった」と打ち明ける。にもかかわらず投資を受けることになったのは、「とにかく会社を立ち上げたい」という平瀬氏の熱意が金子氏に伝わったからではないだろうか。平瀬氏は思ったことをすぐに実行に移す。一方、金子氏は思いつきでは行動しない。頭で考えるタイプだ。性格は正反対。「金子さんには学ぶことが多くある」。金子氏も、平瀬氏を必要とする時があり、定期的に食事などに誘うという。お互いにないものをもっているからこそ、惹かれ合う仲になったようだ。

 金子氏の資金提供によって、平瀬氏はGENOVAを設立。今では2000社を顧客として獲得するまでに成長している。(佐相彰彦)

次回は クララオンライン社長  家本賢太郎氏

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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