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2009/11/05 11:20

インタビュー

[週刊BCN 2009年11月02日付 Vol.1307 掲載]

<人に人脈あり>39.創作への熱い思いに感銘
サクセスネットワークス社長 北村勝利氏(ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス社長 福田淳氏を評して)

推薦理由

ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス社長 福田淳氏
モバイル業界は、少し目を離すと様相が一変するほど動きが速い。こうしたなかで、「北村さんは、いち早くビジネスを立ち上げ、他社が追随してくる前に儲けを出す敏腕ぶりを発揮してきた」と、スピード感あふれる経営手腕に一目置く。
 ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス社長の福田淳氏から“人脈のバトン”を渡されたのは、携帯電話向けコンテンツ開発のサクセスネットワークス社長の北村勝利氏。ソニー・デジタルがモバイル向けのコミックやデザイン系のコンテンツをメインにしているのに対し、サクセスネットワークスの主力はゲームソフトだ。ヒット作の将棋ゲーム「竜王戦将棋道場」は、モバイルとパソコンの両方のユーザーで20万人規模。国内有数の人気ゲームである。

 そんな北村氏と福田氏の最初の出会いは、2年前に福岡で行われたモバイル関連のイベントだった。北村氏が前職のモバイルコンテンツ開発会社アイフリークの経営を手がけている頃である。以来、よく会って話しをする仲になった。「福田さんのクリエーションに向けた熱い思いに、いつも感銘を受ける」と北村氏。同じコンテンツ制作会社の経営者として共感するところが多いという。

 北村氏は、これまで20年近く“経営のプロ”として実績を積んできた。アイフリークでは、大阪証券取引所ヘラクレス市場に株式上場を果たすなど、ベンチャー企業の立ち上げを得意とする。今のサクセスネットワークスも、ゲーム開発会社から独立して3年目。北村氏は2008年9月にトップに就任した。

 福田氏との交流のなかで、印象に残っている会話がある。「日本のコミックやアニメ、ゲームは、一部オタクのサブカルチャーに見られがちだが、海外での評価は高い」という話だ。「なるほど、フランスなどアートへの見識が高い国で、日本のコンテンツが高く評価されていると聞くが、実はそういうことだったのか」と、北村氏は自信を深めた。

 戦後日本のアート傾向の分かりやすい喩えに、「江戸時代の浮世絵とコミックが融合した“マンガアート”という言い方がある」と、福田氏は話す。世界的に高く評価されている現代美術家の村上隆氏の作品などを念頭に置いたものだ。「福田さんは、若いクリエーターをしょっちゅう夕食に連れ出したりして、とてもマメなんですね」(北村氏)。クリエーターを大切に育てることが、モバイルコンテンツ市場の拡大につながるという点で二人は一致する。(安藤章司)

次回は ビックタウン社長CEO  近藤勝俊氏

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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