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2010/03/11 10:37

インタビュー

[週刊BCN 2010年03月08日付 Vol.1324 掲載]

<人に人脈あり>56.大きな流れをつかむ力
NTT 研究企画部門プロデュース担当課長 村田節子氏(NTTデータ経営研究所 ライフサイエンス戦略 チームマネージャー 米澤麻子氏を評して)

推薦理由

NTTデータ経営研究所 ライフサイエンス戦略 チームマネージャー 米澤麻子氏
「村田さんは、私のロールモデルの一人」と、米澤氏は話す。「仕事と家庭を見事に両立させながらも、いつも淑やかに振る舞っている。花にたとえれば、まるでスミレのように落ち着き、気品がある」と、村田氏を評している。
 NTTの村田節子・研究企画部門プロデュース担当課長が、NTTデータ経営研究所の米澤麻子・ライフサイエンス戦略チームマネージャーに出会ったのは、今から2年ほど前。NTTの研究開発の成果を、主に健康や医療などの分野で生かすべく設けられた検討会でのことだった。NTTは通信やITには明るくても、健康・医療分野でいかに事業を展開すべきかは、外部のノウハウを必要としていた。そこで検討会がつくられ、米澤氏などの専門家が招かれることになった。「米澤さんは、もともと大手生命保険会社でヘルスケア分野の研究に従事していただけあり、実務にとても詳しい」(村田氏)と高く評価する。

 一方で米澤氏が、この人脈連載で村田氏を紹介してくれたのは、顧客先を訪問したときのある出来事が印象に残っていたからだ。研究企画やコンサルティングを行うに当たり、想定するユーザーへ出向いてヒアリングを行うことがある。先方がインタビューを受け慣れていないと、どうしても場の空気が固くなりがち。そうしたとき、「村田さんが、とっさに話題を変え、相手が話しやすい雰囲気をつくっておいて、本題へぐっと迫るさまを間近で見た」ことだった。人の気持ちを巧みに読み取って、話を引き出すのは、コンサルティングを本業とする米澤氏にとって大いに参考になった。また、村田氏は、「米澤さんは、物事の大きな流れを見抜き、進むべき大きな方向を的確に捉える力と、女性らしい繊細さ、緻密さを持ち合わせている」と、表現する。

 ヘルスケアは、早い段階からITの大きな需要が見込まれている分野だ。しかし、その対象は、職場や家庭の健康管理、病院、診療所、介護施設など幅広く、相互に密接に連動している。例えば、電子カルテなど医療情報一つをとっても、有効活用の余地はまだ大きい。村田氏らが検討を進めるプロジェクトは、こうした健康・医療分野の課題をITでどう解決できるかというものだ。

 およそ2年の検討プロジェクトを経て、「プランは格段に具体化してきた」(村田氏)と、手応えを感じている。同時に米澤氏との信頼関係もぐっと深まったようだ。(安藤章司)

次回は ビュルガーコンサルティング シニア・コンサルタント  田中いづみ氏

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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