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2010/07/15 09:20

インタビュー

[週刊BCN 2010年07月12日付 Vol.1341 掲載]

<人に人脈あり>73.ライバルから一転、パートナーに
日本オラクル クラウド&EA統括本部 クラウド・エバンジェリスト 中村彰二朗氏(インターネットイニシアティブ 専務取締役 保条英司氏を評して)

推薦理由

インターネットイニシアティブ 専務取締役 保条英司氏
保条氏が抱く中村氏の印象は「交渉力に長けていて、物事をまとめるのがうまい」。官公庁向けビジネスやオープンソース系団体の立ち上げを、ともに手がけてきたなかでそう思ったという。今では、価値観を共有できる貴重な友人だ。
 日本オラクルの中村彰二朗・クラウド・エバンジェリストが、インターネットイニシアティブ(IIJ)の保条英司専務取締役に出会ったのは、今から約10年前になる。中村氏はその当時、eコマースのベンチャー企業に勤めていて、ある商談でIIJとコンペになり、中村氏が所属するベンチャーがその案件を獲得。IIJが負けたことがきっかけだった。

 「IIJのスタッフが、どんな企業に負けたのか知るために訪問してきた。そんなケースはほとんどなかっただけに、びっくりした。その時の営業責任者が保条さんだった」という。初めは偵察だったようだが、話をするうちに意気投合して協業話が固まり、ライバルから一転、両社の関係はパートナーへと発展した。

 その当時の保条氏の印象を、中村氏はこう振り返っている。「迫力があるというか、常に堂々としていて、IIJという会社にかなりの誇りを抱いている印象を受けた。ベンチャースピリットがあり、スピード感があるIIJらしい人だなと思った」。

 その後、中村氏はサン・マイクロシステムズ(現・日本オラクル)に籍を移したが、「保条さんと考え方が似ている」こともあって、関係が切れることはなかった。「ビジネスで取り引きがなくても、定期的に酒を飲みながら、業界発展のために何が必要か、今後市場や技術がどう動くかについて話し合っている」。4年ほど前には、サン・マイクロシステムズが考案したコンテナ型データセンターに着眼したIIJが、サン・マイクロシステムズと共同プロジェクトを立ち上げた。その時も中村氏と保条氏は一緒に仕事をしている。

 中村氏は保条氏の魅力について、「常にグローバルで物事を考え、名立たるグローバル企業が相手でも、ひるまずに対等な立場で臨む人。それと、決断力をもっている。きっと、常々いろんな予測をしながら仕事しているから、何か決断をしなければならない時に即決できるのだろう。リーダーにふさわしい人」と称賛する。中村氏の自己形成にも大きな影響を与えたという。

 ライバルから始まった関係がパートナーとなり、いつしか「業界発展のために何が必要なのかを考える」という同志に発展した二人。サン・マイクロシステムズが日本オラクルに統合された今でも、中村氏のよきパートナーになっている。(木村剛士)

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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