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2010/08/05 09:20

インタビュー

[週刊BCN 2010年08月02日付 Vol.1344 掲載]

<人に人脈あり>76.“人間力”溢れる愉快なヤツ
セールスフォース・ドットコム 執行役員 前田和彦氏(ヒューマンセントリックス 社長 中村寛治氏を評して)

推薦理由

ヒューマンセントリックス 社長 中村寛治氏
中村寛治氏にとって前田和彦氏は、「営業ノウハウを学ばせてもらった尊敬する人」。中村氏が移籍した際、「技術の知識が豊富で、何でもこなすやり方に衝撃を受けた」という。中村氏の営業スタイルに影響を与えた数少ない人物だ。
 中村寛治氏は自身が設立した企業であるヒューマンセントリックスの社長を務め、前田和彦氏はセールスフォース・ドットコムの執行役員として活躍するが、ともに前職は日本オラクルだ。90年代中盤から後半にかけては、二人とも日本オラクルの九州支社に籍を置き、同じ釜の飯を食った仲。前田氏が中村氏の上司にあたり、師弟関係を築いて、九州地方の顧客開拓に力を注いでいた。

 前田氏は日本オラクルの九州支社の立ち上げに参画するため、日本IBMから日本オラクルに移籍して九州支社の設立業務に従事。その後数年経って、サン・マイクロシステムズ(現・日本オラクル)から転職してきたのが中村氏だった。

 前田氏は中村氏の当時の印象について、「とにかく愉快なヤツで、楽しい雰囲気を作るのに長けている。“人間力”があるというか、人とのリレーションづくりが本当にうまい人だと思った」と語っている。ただ、その一方で「楽しい雰囲気をつくるのがうまいだけに、半ばおちゃらけてみえて、仕事は大丈夫かなとも感じた」と、笑いながら振り返っている。

 サン・マイクロシステムズ時代、敏腕営業マンだった中村氏は、すぐに結果を出して前田氏の不安を一蹴。「最終的には、最も実績を残した営業マンに成長したんじゃないかな」と前田氏は振り返っている。中村氏はその後、日本オラクルの沖縄支店開設の陣頭指揮を執り、日本オラクルの九州・沖縄地域のビジネスに貢献する人物となっていく。

 「営業にはソリューション力とリレーション力が必要だと思うが、中村さんは強いリレーション力をもっている。誰でも仲良くなってしまい、そこからビジネスを広げる力をもっている」と、前田氏は中村氏を評する。

 中村氏が九州支社に移った時、まだメンバーは10人程度。少ないメンバーで激務をこなしていただけに、仲間意識も強かった。テニス部を作ってオフの時間はともにプレーしたり、一緒に酒を飲んだりすることも多かったという。今は別々の道を歩む二人だが、かつて九州で一緒にビジネス拡大に向けて過ごした体験は“宝物”なのだ。(木村剛士)

このコーナーでは、リレー方式により、人と人のつながりを追っていきます。


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