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2012/02/09 09:23

インタビュー

[週刊BCN 2012年02月06日付 Vol.1418 掲載]

「苦労して失敗して道を探る」のは中国も同じ(1/3)
MANBU(メディア漫歩) 上海漫歩創媒広告有限公司 総経理 安永 博信

 安永さんは中国でのキャリアが長い。上海に本社を置き、北京・大連・蘇州など中国の大都市に九つの拠点を展開して、メディアの仕事を幅広く手がけておられる。また昨年の、「上海ジャパンウィーク2011」の事務局長など、さまざまな日中友好・親善のイベントの裏方としても活躍中だ。今回は真の中国通の安永さんに、中国での成功の心得や中国の現実と今後などをうかがった。(本紙主幹・奥田喜久男/構成・谷口 一)

Profile

安永 博信(やすなが ひろのぶ)
1959年生まれ。東京大学教養学科卒業、米国コロンビア大学MBA課程修了。運輸会社、米国投資銀行、ヤオハン中国での勤務を経て、1999年上海漫歩創媒広告有限公司を設立。中国でメディア事業を幅広く展開し、現地の日本人ビジネスマンや中国政府・経済界に豊富なネットワークをもつ。

2011.11.24/中国・上海の上海漫歩創媒広告有限公司オフィスにて

量から質へ 中国にも変化の兆しがある

 奥田 もう、中国で17年間ですよね。長いですね。この間に、中国の日系企業や中国にいる日本人を見てこられてきたわけですけど、変化のようなものはあるのでしょうか。

 安永 日系企業の方々も、だんだん中国を理解し始めてきたと思いますね。

 奥田 かつてとは違う、と。

 安永 昔は、「俺たちは偉い」みたいな感じで、尊大な態度をとる人が多かったです。

 奥田 なんとなくわかりますね。

 安永 でも今は、中国という国の大きさ、中国人の能力の高さを評価しながら、そのなかでいかに自分たちのポジションを取るのか、真剣に取り組んでいる人が多いです。

 奥田 国の大きさと中国人の能力の高さに言及されましたけれど、具体的には?

 安永 国土が広く人口が多い。それから生産力が大きい。輸出高、外貨準備高が多い。これらを合わせて生まれる大きさです。一人あたりはまだ小さいですが、全体ではすごく大きい。中国に対する世界の認識も変わりますし、国民の意識を変えるうえでも、大きいというのは重要なことです。

 奥田 確かに、中国は大きいですね。中国のあちこちを訪ねるたびに、その大きさを実感します。

 安永 それと同時に、質的なものも重要視されてきています。大きくなるだけで、果たしてよかったのかということに、中国の人たちも、国も、次第に気づき始めてきていると感じています。大きさを追求してきたために、食品の安全や輸送の安全など、いろいろな面での安全が軽視されているのではないか、と。

 奥田 先進国はどこも経験しましたね。

 安永 量を追いかけ、経済的な大きさや成長率を追いかける時代を経て、中国も質や安全を意識する時代になってきたといえます。

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