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[週刊BCN 2009年01月05日付 Vol.1266 掲載]
富士通 社長 野副州旦
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2008年後半から顕在化した景気後退がIT産業界にもその影を落とし始めている。富士通も例外ではなく、通期見通しの下方修正を余儀なくされた。だが、2008年6月にトップに就いた野副州旦社長は意に介さない。「ピンチはチャンス。今こそ強くなる仕掛けを」と語る言葉に力がこもる。グローバルビジネス強化に向けて08年後半には大きな決断も行った。世界同時不況のなか、富士通はあくまで攻めの姿勢を貫く。
谷畑良胤(本紙編集長)●聞き手 木村剛士●文 大星直輝●写真
- 大星直輝
プロフィール
(のぞえ くにあき)1947年7月13日、福岡県生まれ。71年3月、早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。同年4月、富士通入社。01年、政策推進本部長。02年、執行役(兼)ビジネス開発室長。03年、経営執行役(兼)ソフト・サービス事業推進本部長。05年10月、経営執行役常務(兼)ソリューションビジネスサポートグループ副グループ長(兼)マーケティング本部長(兼)ビジネスマネジメント本部長。07年、経営執行役上席常務(兼)ソリューションビジネスサポートグループ長(兼)マーケティング本部長。08年6月、代表取締役社長に就任。
製販一体が富士通の“強み” FSC完全子会社化は必然
──2008年の大きな決断として、富士通シーメンス・コンピューターズ(FSC)の完全子会社化があったと思います。売り上げよりも利益を重視し、ハードウェアよりもソフト・サービス事業に傾注している印象が強いなか、少し意外な気がしました。野副 富士通が強くなるための一つの要素として製販一体があります。製品はなるべく自前で開発するということ。FSCはIAサーバーを開発しています。これまで富士通はIAサーバーのビジネスで、50%出資しているとはいえ別会社が作ったものを調達して、それを販売していたわけです。ゆえに、作られたものをどう売るかを考えていた。それではダメ。売れるものをどう作るかが求められています。そのために、完全子会社化して体制と仕組みを作る必要があったんです。...
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